高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025は20日、各地で第3節を開催した。EASTでは、昨季の王者・横浜FCユースとプリンスリーグ関東から昇格してきた東京ヴェルディユースが対戦。試合は両チーム譲らず、1-1の引き分けに終わった。
 

前節、青森山田高校を破り、今季初白星を飾った横浜FCユースと、ここまで勝利のない東京Vユースの一戦。ホームの横浜FCユースは年代別日本代表の常連で、サイドバックながら10番を背負うキャプテンDF佃颯太が先発出場。対する東京VユースはU-18日本代表で、こちらも10番主将のMF仲山獅恩がスターティングメンバーに名を連ねた。
 

試合は立ち上がりから東京Vユースが攻撃を仕掛けた。前半13分、デザインされたコーナーキックから最後はDF山田将弘がヘディングシュートを放つもポストに阻まれる。するとその1分後、横浜FCユースは左サイドでコーナーキックを得ると、佃が右足で蹴り込んだボールがそのままゴールへ吸い込まれ、スコアが動いた。
 

先制を許した東京Vユースはセットプレーやサイド攻撃から反撃を試みるもゴールが遠い。それでも後半16分、右サイド敵陣深くでのスローインをFW寺村智晴が受けると、相手を背負いながら反転して右足一閃。ゴール左のネットに突き刺し、試合を振り出しに戻した。
 

その後は東京Vユースが逆転ゴールを狙ってたたみ掛けるも、192cmの長身を誇る横浜FCの守護神GK櫻井斗真の牙城を崩すことができない。試合は1-1のままタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合った。横浜FCユースは27日開催の次節、敵地で市立船橋高校と対戦。東京Vユースは26日に今季初白星を目指し、ホームで前橋育英高校と激突する。