◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日(11日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6585yd(パー7…
◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日(11日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6585yd(パー72)◇曇り(観衆2725人)
2試合連続で予選落ち中の岡山絵里はセッティングを大きく変更した。
ドライバーは「スピン量を増やしたくて」とタイトリスト「GT2」から「GT1」にチェンジ。アイアンはミズノ「ミズノプロ 245」を投入した。ボールはタイトリスト「PRO V1x」から「やわらかい」という「V1」にした。
「調子は良くなかったけど、アプローチが良かったのでピンチをしのげた」とボギーなしの3バーディ「69」で完走した。前半17番(パー5)で10mのロングパットを沈めてバーディを先行させると、続く18番は9Iで4mにつけて連続バーディ。後半も1つ伸ばし、今季12ラウンド目にして初めての60台で3アンダーの好発進を切った。雷雲接近によりサスペンデッドになった状況で、首位に4打差の暫定9位につけている。
「昔はパーオン率も高かったけど、今はそれが良くない」。今年のパーオン率は57.1%(全体71位)と低迷するが、最も高かった2019年は75.8%(全体3位)だった。初優勝した18年から2勝目までの2020-21年は、3シーズン連続で70%台をキープ。大胆なギア変更は、ショットメーカーとしての復権を目指す上で必要な措置だった。
「楽にバーディが獲れるようにしたいけど今は程遠い」。試行錯誤の中で生まれた久々の60台を、2021年「アクサレディス」以来となるツアー3勝目への足掛かりとしたい。(埼玉県鳩山町/玉木充)