◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(10日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)…

開幕戦の初日に5アンダー「66」。米澤蓮が好スタートを切った (C)JGTOimages

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(10日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇曇り(観衆2308人)

首位に1打差の5アンダー4位で初日を終えると、「パッティングだけやって、帰ります」と米澤蓮はなるべく早くコースを出る。「感覚が良いのに、ドライビングレンジでバンバン打つことにあまり意味はない。でも、トーナメントじゃない週はめちゃくちゃ練習するので」。それが、プロ5年目の25歳が戦うためのルーティンだ。

今季はすでにオーストラリアやアジアンツアーを回り、“開幕戦”といってもこれが5戦目になる。「1年間で考えると、絶対にどこかで体力が落ちて乗り切れない」。連戦を戦い切るなら、ガムシャラにやるだけでは成績は残せない。試合がない週は一日8時間練習する。ショット練習を1時間半、残りはラウンドをしたり、ひたすらショートゲームに打ち込んだり。「トーナメントはそれを発揮する場」と割り切って、試合に入れば本戦の18ホールに力を注ぐ。

ドライバーショットの練習も、本戦中はほとんどしない。「使う回数も限られている。朝は体が動けばOKなので、準備運動の一環だと思っています」と、今週も試合の前後にドライバーを打つのは少しだけ。スコアメークのメインはショートゲームというロジックをアマチュア時代から徹底してきたが、実は「打つのがあまり、好きじゃない…」という本音もあった。

「フェアウェイキープ率が、ダントツで悪かった」。2勝をあげた昨年も、フェアウェイキープ率は55.277%でツアー67位。「それでも他でリカバリーして良いゴルフは出来ていたけど、そんなことしなくても、フェアウェイにボールがあれば楽にバーディが獲れる」。ことしのオフは、ロングゲームの改善をテーマの一つにしていた。

米澤蓮が投入したタイトリスト「GT1 ドライバー」

決めたら動く。5年ぶりにアメリカに渡り、現地で契約するタイトリストのクラブ調整を行った。同社の新作ドライバー「GT1」を投入し、この日のフェアウェイキープ率は64.286%(9/14)で大会17位。「よいクラブに出会ってよくなった」と、今は気持ちよく振れている。

相変わらず練習でドライバーを握る回数は少ないが、「もし感触が悪かったら、レンジで20発だけ打って“いいか!”って帰ればいい」。試合中に打ち込まなくても、いまは確かな自信がある。(三重県桑名市/谷口愛純)