◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(10日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)…
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(10日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇曇り(観衆2308人)
「練習の仕方が、いままで未熟だった」。オフの合宿で兄と過ごした時間が、石川航のスコアメークに対する意識を変えた。「ショットで負けているから、ショットの練習をしなきゃいけないという意識が強かったけど、そんなことはなくて」。石川遼とのタイ合宿で学んだことが、さっそく試合で実を結んだ。
主催者推薦枠で出場した大会で6アンダー首位発進。8バーディ、2ボギー「65」はトーナメントにおける自己ベストスコアだ。兄弟で並んでスコアボードのトップに立ち、「不思議な感じはしましたけど、自分の名前があるのは“いいな”と思いました」と笑った。
21年にプロ転向した25歳。昨年の予選会(QT)では出場権を得られるファイナルステージまで進めず、推薦やマンデートーナメントから出場機会をうかがう。QTファーストステージから勝ち上がりを目指す今季は、オフの間に兄と田中剛コーチが行うタイ合宿に加わった。
遼と同じ練習メニューをこなしながら、田中コーチから教わったのはショートゲームの重要性。パッティングとアプローチを毎日1時間半ずつ、練習ラウンドでも特にグリーン周りに時間を使うやり方は新鮮だった。「こんなにミッチリやるんだなって。何年か前までは、練習と言えばショットだと思っていた。この何年かで重要さは分かってきましたけど、それでもまだ少なかった」
各選手が口をそろえて「硬い」と話すグリーンで、ショートゲームのリカバリーはより重要になる。この日は3m以上のバーディパットを6度決め、パーオンを外した13番(パー3)では10ydから58度でカップイン。「パッティングとアプローチ、きょうみたいなセッティングだとスコアを出すには特に重要になる。やり続けるのが必要だと、改めて思いました」。オフの取り組みが成果に表れた18ホールだった。
兄に並ぶ好スタートを切ったが、ツアー20勝の背中はまだ遠い。「4日間やったら、絶対負けるので」と話す。「あしたはどうなるか分からないけど、自分のプレーに集中してやりたい」と気を引き締めた。(三重県桑名市/谷口愛純)