◇メジャー初戦◇マスターズ 事前(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)オーガスタ…
◇メジャー初戦◇マスターズ 事前(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)
オーガスタナショナルGCのチェアマンを務めるフレッド・リドリー氏が当地の悲惨な状態を目にしたのは、嵐が過ぎ去ってから「約48時間後」だったという。昨年9月27日ジョージア州オーガスタを含むアメリカ南東部を襲った大型ハリケーン「ヘレン」。メキシコ湾で急速に発達し、同GCも被害を受けた。
リドリー氏がコースを訪れると「敷地内には200人から250人の従業員がいた」と復旧作業がすでに始まっていたが「彼らの中には家や車に木が倒れて、自宅の敷地内にも瓦礫や木が散らかっていたりと影響を受けていた」という。「それだけ敷地内に入るのに時間がかかった。片づけの作業に加えて、オーガスタ市民をどう助けるかに焦点をあてた」と当時の状況を振り返った。
今回の開催にあたって、昨年大会から総距離は変わっていない。しかし、コースから多数の木が除去されたのは明らかだ。昨年覇者のスコッティ・シェフラーは「かなりの量の木が失われたが、木の中に打ち込んだらトラブルに見舞われるのは変わらない」と大勢に影響はないとしながらも「無くなったことが目立つ木はほんの数本で、ショットの影響に関わるところはある。でも、以前は木が多すぎてホール全体を見るのが困難だった」とプレーへの影響を感じる部分があるいう。
それでも、「素晴らしい状態」なのは変わらず、グリーンの仕上がり具合は「良い」と評価する。「木の中にどんどん深く入って行けば、ボールをグリーン近くまで運ぶのがどんどん難しくなる。ここではティショットの方向性が重要で、(目印にする)ラインから遠くに打てば打つほどより難しさが増す」と戦略のポイントを挙げた。
世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は「ティショットでは、視覚的に少し威圧感が少なくなったホールがいくつかある。例えば10番は左側の木が減って、いまは丘のふもとにあるテレビ塔みたいなのがターゲットになる。以前はそれが(木で)見えなかった」と説明する。2021年「全英オープン」覇者で、LIVゴルフ勢のキャメロン・スミス(オーストラリア)はコース状態を聞かれると「今年はだいぶ違う。たくさんの木が倒れて、ずいぶん風通しが良くなったように見える」と話した。(ジョージア州オーガスタ/石井操)