◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(9日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)キ…
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(9日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)
キャロウェイのトルクレスパター「Ai-ONE Square 2 Square」シリーズの新形状ヘッドが、男子ツアーでもお披露目された。LABゴルフの「DF3」というモデルと瓜二つの新ヘッドは、約1カ月前からPGAツアーで展開され、日本では2週前の女子ツアー「アクサレディス」で選手に供給され始めた。今季開幕戦を控えた男子プロも気になっていた様子で、オデッセイのパターが展示してあるキャディバッグ前には人だかりができた。
既報の通り、そのイカみたいな(タコという人も)形状は「MAX 1」と「MAX STRIPE」の2機種があり、練習グリーンでは稲森佑貴が後者の“白黒のイカ”を試していた。
練習を終えた稲森に印象を聞くと、「クロスハンドで打っているとどうしてもハンドレートになりやすく、フェースが見え過ぎて、球がつかまりすぎてしまう。(このパターは)シャフトが斜めに差さっているので、強制的にハンドファーストで構えられます」と語った。パターのライ角通りに構えれば、自然とハンドファーストになる特性をストロークに生かしているというわけだ。
稲森は「もともとLABゴルフのパターを持っていて、練習で使っていたんです。でもオデッセイのパターに慣れているので、同じようなのがあればこっちがいい。インサートも使い慣れているので打感も合っています」と続け、オデッセイの新モデルをバッグインした。
トルクレスとか、ゼロトルクと呼ばれるこのジャンルのパターを、スコッティキャメロンもプロトタイプを作っていたのをご存じだろうか。彼らが「オンセットセンター(OC)」と呼ぶモデルで、文字通りシャフトがヘッドの内側(オンセット)に差さっている。
市販されていないが、約1年前からツアーで展開され、人知れず試打をする選手がチラホラいたのだ。昨年の「日本プロゴルフ選手権」では宮里優作が「ファントムT-11」のOCを長尺仕様にして使用。今週の練習グリーンにもスコッティキャメロンのブースに同ヘッドが置かれていて、キャメロンユーザーが興味を示していた。
そのヘッドをよく見ると、トウの横に「2°」という数字が入っていた。ツアー担当者によれば、数字はシャフトリーン(垂直方向に対するシャフトの傾き)の角度を示しており、1、2、3度の3種があるという。プレーヤーが好みのシャフトの角度を選べるということだ。
耳の早い読者ならば、テーラーメイドがPGAツアーで新しくゼロトルクと思われるパターの展開を始めたのはご存じだろう。先週の「バレロテキサスオープン」で優勝したブライアン・ハーマンが使った「スパイダー 5K-ZT パター」。
「ZT」はゼロトルクの略。ジェイソン・デイ(オーストラリア)なども試しているというから、海の向こうでもその手のパターが流行っているのだろう。国内開幕戦の会場ではこのヘッドの姿を見かけなかったが、テーラーの関係者によれば、国内での展開はまだ先になるとのこと。
米国ではベティナルディの同じコンセプトのヘッドも見かけた。こうなってくると、LABゴルフから始まったトルクレスの流れは、タイトリスト、キャロウェイ、テーラーメイド、ベティナルディと各社に波及してきたことになる。まさにグリーン上の仁義なき「トルクレス戦争」。果たして軍配はどのメーカーに上がるのか。(三重県桑名市/服部謙二郎)