メジャー昇格を狙う上でキム・ヘソンはマイナーで文句なしの成績を収められるか(C)Getty Images 韓国KBOから…

メジャー昇格を狙う上でキム・ヘソンはマイナーで文句なしの成績を収められるか(C)Getty Images

 韓国KBOからドジャースに新加入したキム・ヘソンはメジャー昇格できるのか。オープン戦では打撃面が課題に挙げられ、マイナーからのスタートが決定した。

 そんな中、韓国メディア『MHN Sports』は「衝撃!韓国で最高クラスだったキム・ヘソン、米マイナーリーグ打撃10位以内に入った記録たった1つ」と題した記事を掲載。記事によれば、キムは現在3Aでは7試合で打率.296、6打点、2盗塁をマーク。出塁率は.406で、OPSは.925の成績を残しているという。

【動画】メジャー昇格はある?キム・ヘソンがマイナーの試合で二塁打を放つシーン

 記事では「キム・ヘソンの表面的な成績は悪くないようだ」としつつ「彼の所属チームが属するパシフィック・コーストリーグの現状を考えれば、決して良いことではない。打撃指標10位以内に入る成績がたった1つだけという点は衝撃的だ」と指摘している。

 打率は3割に近い.296だが、これはリーグ23位相当で、1位の選手の打率は.483という高打率を残しているという。さらにリーグには4人の4割打者がいると記し、キムはチーム内でも5位に留まっているほど特出しないとした。

 長打率は.519で18位となっており「リーグ1位が記録している長打率.957に比べるとみすぼらしいほどだ」とし、チーム内においても4位の成績だという。また、出塁率は22位、OPSは17位とトップ10には入っておらず、唯一打点だけは8位の成績だという。

 ドジャースの戦力を考えると、メジャー昇格を狙うには3Aで突出した成績を残したいところだが、ライバルが多くレベルの高い争いの中で難しい状況となっている。さらにアピールが必要となりそうだ。

 ただ、ドジャースは中堅を守るアンディ・パヘスが、開幕11試合で打率.118(34打数4安打)、0本塁打、0打点、OPS.415と精彩を欠いている。守備面でも不安な面が多く、内外野を守れるキムを代わりにロースターに推す声も聞こえてきている。

 3Aで文句なしの成績を収め、韓国メディアを唸らせる打撃を披露すれば、メジャー昇格の可能性はグッと高まるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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