JRAは4月6日、2025年度夏季競馬番組の概要を発表した。今年の夏競馬では、気温上昇への対応として暑熱対策が本格的に強化される。特に、昨年も実施された新潟競馬場では「競走時間帯の拡大」実施期間が2週から4週(7月26日〜8月17日)に拡…

 JRAは4月6日、2025年度夏季競馬番組の概要を発表した。今年の夏競馬では、気温上昇への対応として暑熱対策が本格的に強化される。特に、昨年も実施された新潟競馬場では「競走時間帯の拡大」実施期間が2週から4週(7月26日〜8月17日)に拡大され、さらに中京競馬場でも同様に実施。ほか、人馬の暑熱対策を目的に装鞍所集合時刻や馬体重発表タイミングの変更、下見どころの周回時間短縮なども実施される。

 JRAではこれまでも夏期に熱中症リスクの軽減策を講じてきたが、さらなる異常気象や酷暑への対応をより徹底。人馬の安全確保を最優先に、競馬運営に新たな工夫が加えられる。酷暑の中でも競走馬のパフォーマンスを最大限引き出すための取り組みに、注目が集まる夏となりそうだ。

 また、サマーシリーズや重賞競走も行われるなか、春のグランプリ「宝塚記念(G1)」が6月15日に繰り上げ開催されるほか、新設のマイル重賞「しらさぎステークス(G3)」も6月22日に実施。競馬ファンにとっても見逃せないラインナップとなっている。

詳しくはJRAのホームページへ。