◆プロボクシング ▽スーパーフェザー級(58・9キロ以下)10回戦 尾川堅一―メルチョール・ロダ(5日、東京・後楽園ホール) 元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)が5日、メルチョール・ロダ(フィリピン)とのノンタイトル10回…
◆プロボクシング ▽スーパーフェザー級(58・9キロ以下)10回戦 尾川堅一―メルチョール・ロダ(5日、東京・後楽園ホール)
元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)が5日、メルチョール・ロダ(フィリピン)とのノンタイトル10回戦を闘う。4日は都内で前日計量が行われ、尾川が58・8キロ、ロダが57・9キロでクリアした。
尾川は2022年6月の世界王座陥落以来、再起3連勝中。昨年10月のノンタイトル8回戦で4回KO勝ちして以来、約半年ぶりのリングとなる。「WBOの世界ランクも3位に上がって、すごいモチベーションになった。いろいろ新しいことを試しているので、それをやれば倒せる自信も練習でつけてきた。KOは必然的についてくるものだと思うので、楽しみに見ていてほしい」と意気込んだ。
今回の試合に向け、重心位置を下げるなど「いい時の自分」を思い出しながら練習してきたという。
「体の位置を下げることによってガードも少し上がりやすくなる。自分で調整しながら、いい時の自分を思い出しながらやっていた。あとは試合でいかに、どれぐらい出せるか。なるべく自分がやってきたことも意識しながら、新しいことにどんどん挑戦して成長したいなと思う」
2月1日に37歳となった。5月11日、元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(志成)が同級王者フェルナンド・マルティネスに挑戦する。勝てば36歳1か月での世界王座奪取となり、元世界3階級制覇王者・長谷川穗積が持つ35歳9か月の国内最年長王座奪取記録を更新する。尾川が世界王座へ返り咲けば、この記録も塗り替えることとなる。
「井岡選手は、最年長記録をとりあえず更新すると思う。僕は井岡君が好きなので、マルティンスに勝つと思っている。だから、それを上回る。すぐに記録を更新できるように。やっぱり、そこは狙ってますからね。そこのモチベーションは高い。子供たち(3人の息子)のためにも、もう一回世界一になるには、今回は確実に勝たないといけない試合。子供たちが喜ぶように頑張りたいなと思ってます」
戦績は、尾川が33戦29勝(20KO)2敗1分け1無効試合、ロダが13戦9勝(6KO)4敗。
23年4月1日から「ダイナミックグローブ」の新シリーズとしてスタートした「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U―NEXT」が、今興行から「DYNAMIC GLOVE on U―NEXT」としてリニューアルする。
興行はU―NEXTでライブ配信される。