JRAは4日、第69回大阪杯(GI、芝2000m)の枠順を発表した。桜花賞以来のGIタイトルを目指すステレンボッシュは7枠12番、重賞2連勝中のシックスペンスは6枠10番、有馬記念4着から始動戦を迎えるベラジオオペラは3枠5番から発走する。…

JRAは4日、第69回大阪杯(GI、芝2000m)の枠順を発表した。

桜花賞以来のGIタイトルを目指すステレンボッシュは7枠12番、重賞2連勝中のシックスペンスは6枠10番、有馬記念4着から始動戦を迎えるベラジオオペラは3枠5番から発走する。

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■頭数が揃うと内枠劣勢

GI昇格後の過去8年において、複数勝利を挙げているのが4枠【2.1.1.11】、5枠【2.0.2.12】、6枠【2.1.1.12】と真ん中枠あたりに集中する。今年は15頭立てで行われ、過去に15頭立ての年はなかったが、16頭立てのフルゲートで行われた4回においては、1~3枠は【0.2.0.22】と微妙、4~7枠は【3.2.4.23】でそれぞれ馬券絡みが複数発生しており、回収値は単勝211、複勝146とプラス数値をマーク。8枠は【1.0.0.7】で1番人気だったスワーヴリチャードが勝利、馬券外7頭は2桁人気馬だった。

また16頭立ての4回において、3番人気以内で見ると、4~8枠は【3.2.1.0】、1~3枠は【0.1.0.5】なので、頭数が揃うと内枠は劣勢になるようだ。2018年1枠から好位につけたサトノダイヤモンド(1人気→7着)、24年2枠から先行したタスティエーラ(1人気→11着)は3~4コーナーで動けず着順を上げることができなかった。なお、14頭立て以下で行われた4回においては、7~8枠が苦戦していた。内回りコースをロスなく回れてプラスに見えるが、頭数が揃うからこそ、内で窮屈な競馬を強いられて進路を確保しにくくなるシーンもしばしばある。対して4~8枠の人気馬は逃げ、先行、好位、マクリ、中団以下から差しと脚質に関わらず好走を果たしているので、やはり内過ぎないことで力を発揮できることが窺える。

フルゲート寄りの傾向で見ると、3枠のベラジオオペラは【0.2.0.22】に該当してしまった。早めの抜け出しでスムーズなレース運びが求められ、仕掛けのタイミングによっては取りこぼしも十分あり得る。一方、6枠のシックスペンスと7枠のステレンボッシュは当日3番人気以内であれば【3.2.1.0】馬券内率100%に該当。4歳世代が台頭してきそうだ。

6番人気以下では、14頭立て以下の4回は1~3枠から好走、16頭立ての4回においては3枠、4枠、5枠から1頭ずつ、7枠から2頭が馬券絡みを果たしていた。後者において好走が目立つのは上がり最速をマークした差し馬で【0.1.2.2】、馬券外2頭もヤマカツエース(10人気→4着)、スカーフェイス(16人気→6着)など善戦。終いに速い脚を使えるヨーホーレイク、ロードデルレイは上位食い込みの可能性は十分。

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