◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 2日目(3日)◇シャドークリー…
◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 2日目(3日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6765yd(パー72)
オールスクエアで迎えた最終18番、西郷真央の駆け引きがさえ渡った。先に打ったリネア・ストーム(スウェーデン)のボールがグリーン奥までこぼれた場面を見てからの第2打。右奥の傾斜を使って大きく回し、ピン左5mほどまで戻した一打は会心だった。
「ピンのオンラインに打った彼女のちょっと低めの球が奥まで跳ねて行った。(キャディとも)『右から奥のマウンドを使って戻した方が確実だよね』と。作戦通りのショットでした」。この日、コースのところどころで舞う傾向があった風も、順番を待つ間にアゲンストからフォローに変わっていた。9Iで高めの球を打つプランから、PWで傾斜を使う攻めに変更。相手は奥からの3打目が下の段まで転がってボギーが濃厚となり、西郷はバーディパットのタッチを確実に合わせて軽々とパーを拾えた。
相手の状況を見ながら臨機応変にセカンドを打てたのも、気持ちよく振り切った1Wショットでしっかりフェアウェイを捉えていたから。このホール、ストームはティショットで1Wを握らずにレイアップ。西郷は前週「フォード選手権」でも予選ラウンド2日間を同組でプレーしており、「ドライバーの調子があまり良くなさそうだった。プレッシャーがかかったら、刻むんじゃないかなとは思っていました」と明かす。
「自分が(マッチの中で)調子を上げていって、(積極的に)ドライバーを持っていかないとダメだなって」。相手の状態が良かった前半に劣勢を強いられながら、勝負をかける準備を着々と進めた。傾斜の強い縦長グリーンがタフな15番で1.5mほどのパーパットを決めきって獲り、16番(パー5)もティショットを刻んで右に曲げていたストームに右ラフから完璧なセカンドで重圧をかけてバーディ。残り4ホール、2ダウンからの逆転劇だった。
高校生の時にプレーして以来、「ほぼ初めて」というマッチプレー。「楽しむ余裕はホントになかったです」と言いつつ、日本勢6人では唯一の2連勝でグループ突破に前進した。4日(金)の3試合目はグループで世界ランキング最上位の9位につけるユ・ヘラン(韓国)とぶつかる。
2023年と24年の米ツアー新人賞対決でもある一戦へ、「自分(35位)よりランキングが上の選手ですけど、気にせずに自分らしいプレーを突き詰めていきたい。きょうは“ミス待ち”が多かったので、もうちょっといいプレーをして、それが勝手にプレッシャーになってくれたら」と意気込んだ。(ネバダ州ラスベガス/亀山泰宏)