魚雷バット騒動はしばらく続きそうだ。(C)Getty Images ヤンキースの選手が使用する“魚雷バット”が大きな話題を集めている。ボウリングのピンのようにヘッド部分が細くなっている魚雷バット。物々しい通称が示す通り、その威力はすさまじい…

魚雷バット騒動はしばらく続きそうだ。(C)Getty Images
ヤンキースの選手が使用する“魚雷バット”が大きな話題を集めている。ボウリングのピンのようにヘッド部分が細くなっている魚雷バット。物々しい通称が示す通り、その威力はすさまじい。ヤンキースは開幕戦から4試合でメジャー新記録となる18本塁打をマークした。
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驚異的な結果を後押ししている魚雷バットは、直径2.61インチ(約6.6センチ)、長さ42インチ(約106.6センチ)というMLB規定の範囲内に収まっているため、かつて話題を集めた“コルクバット”とは異なり違反バットではない。
それでも、魚雷バットのあまりの“暴れっぷり”に批判的な声は少なくない。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は3月31日、ブレーブス戦の試合前に行われた取材対応時、まだまだ魚雷バットの詳細については把握していない旨を口にしながらも「クレイジーだと思う」と言及する一幕があった。
試合数を重ねてもヤンキース打線の爆発が止まらなければ、話題はますます過熱化していきそうではあるが、冷静に魚雷バット騒動を捉えているメディアもある。アメリカのスポーツメディア『Barstool Sports』は「この騒動は大げさすぎるように思える」と指摘。「選手たちは力強く、飛距離の出る打球を打ちたいと思っているはずだ」と使用している選手への理解を示し、「最もインパクトを与える部分に、より多くの木材を使いたいと思うのは自然なことじゃないか?」と問いかけた。
また、魚雷バットについて「不公平なアドバンテージなのか?それとも単にスポーツの次なる進化なのか?」と、安易に批判を向けることへの問題点に触れて「もしルール違反でないのなら、怒るのではなく、どう適応するかを議論するべきではないだろうか」と締めた。
メジャーでは極端なシフトの禁止をはじめ、議論の末に様々なルール改正がされてきた歴史がある。すぐにはMLB側が魚雷バットの規制に動くとは考えにくく、しばらくはメジャーの各チームは魚雷バット対策に試行錯誤するだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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