激闘派同士が足を止めて殴り合う中、首を振り、手を広げて「効いてねぇよ」とアピール。さらに自信に満ちた不敵な笑みを浮かべ…
激闘派同士が足を止めて殴り合う中、首を振り、手を広げて「効いてねぇよ」とアピール。さらに自信に満ちた不敵な笑みを浮かべた直後に“相打ち”となるも、なぎ倒すような衝撃KO決着。強烈な一撃を被弾して一方が背後に崩れ落ちるド派手なダウンシーンに「クロスカウンターだ!」「相打ちだったよな…」などファンが騒然となった。
3月30日、後楽園ホールで開催された「Krush.172」で、山浦迅也(北斗会館)と下村泰平(K-1ジム総本部チームペガサス)が対戦。試合は第2ラウンド、両者打ち合いの末に下村の鮮烈な右フックが炸裂し、KO決着という劇的な幕切れとなった。
K-1アマチュアで2度の優勝実績を誇る下村と、昨年に現役復帰を果たし、この試合で4年ぶりの勝利を目指す山浦。ともに攻撃的なスタイルを持つ激闘派同士の一戦だ。
ゴングとともに下村が積極的に前に出てパンチを繰り出すと、山浦も手数で応戦。下村が冷静に距離をとりながらコンパクトなワンツーを打ち込むと、山浦は遠い間合いから空手仕込みの回し蹴りを狙う。その後、山浦はパンチを被弾し鼻からの出血が見られる場面も。決定打は出なかったものの、互いの意地がぶつかり合う拮抗した展開のまま第1ラウンドを終えた。
第2ラウンド開始と同時に、両者はギアを上げ、足を止めた激しい打ち合いに突入。下村の左ジャブは的確に顔面をとらえ、攻撃の起点として機能。山浦も強振から連打につなげ、前蹴りやインローを織り交ぜるなど、やや荒さはあるものの意地の応酬を見せる。
すると劇的な決着はラウンド中盤に訪れた。ラウンド中盤、山浦をロープに追い込んだ下村が右、左のワンツーで反撃を受けるも、首を左右に振り、さらに両手を広げて「効いてねぇよ」アピール。直後、接近戦の中で放たれた両者の右がともに顔面を捉える。しかし、下村のコンパクトな右フックがクロスカウンター気味に炸裂して山浦の右フックを上回り、強烈な衝撃を受けた山浦は大きく後方に倒れ、マットに頭部を強打。レフェリーはすぐに試合をストップした。
スロー映像では、両者が互いに顔面を打ち合う激しい攻防が映し出され、最後にリングに立っていたのは下村。マットに頭を打ち付けられた山浦の”飛んだ”表情も衝撃的。「クロスカウンターだ!」「相打ちだったよな…」と、会場の空気を揺るがすほどの衝撃的なKOシーンにファンも騒然となった。
ABEMAの実況を務めた石川直生も「下村選手は、これまでインパクトのあるKO勝利がなかったので、これはキャリアアップになる」とコメント。鮮やかに相手を仕留めた下村の一撃が、キャリアにとって大きな転機となる可能性を感じさせる試合となった。