3月30日放送の『ABEMAスポーツタイム』に元メジャーリーガーの齋藤隆が初出演。MLB東京シリーズを終え、本格開幕を…

3月30日放送の『ABEMAスポーツタイム』に元メジャーリーガーの齋藤隆が初出演。MLB東京シリーズを終え、本格開幕を迎えたドジャース大谷翔平選手のプレーについて解説した。
自身も2006年からドジャースほか5球団でプレーしたキャリアを持ち、大谷ほか現ドジャース選手たちの先輩にあたる齋藤は「優秀な後輩を持つと、こうやって仕事が増える。感謝、感謝です」とスタジオの笑いを誘った。
番組では、開幕3戦目にして第2号ホームランを放つなど好調の大谷を特集。齋藤は「個人的に、彼はスロースターターだと見ていた。なので4月はホームラン数も伸びないというイメージだったが、絶好調じゃないですか」と、率直に驚きを語る。
この好調ぶりについて「出来すぎ」と前置きしつつ、「なぜなら、昨年ワールドシリーズで一番長く試合をしたドジャース、ましてや肩を痛めた大谷選手がこんなロケットスタートというのは相当調子が良いと思う」と称賛し、「ムーキー・ベッツと大谷は絶対に欠けてはいけないツートップ」と熱弁。さらに齋藤が投手目線で、大谷の“攻略法”をレクチャーすることとなった。

まず齋藤は「初球はできるだけ甘いゾーンでストライクをとりたいが、そんなことを許してくれるバッターじゃない。そこでインハイ(内角高め)を狙う。ここが唯一のファウルないしは空振りゾーン、つまり大谷選手の弱点がある」と解説。
さらに「ただし2球目に少しでも甘くなると長打になるので、苦手ゾーンの下~中には絶対に投げちゃいけない。1球目でここ(インハイ)に投げた以上、2球目はその上に投げる」と、ストライクゾーンのギリギリを狙うという。
そこに食いつかなかった場合は、逆に「足元(内角低め)への変化球で目線をブレさせる」と、強打者対策を具体的にレクチャーする齋藤。素人目には制球ミスに映るピッチングにも、しっかりとした狙いがあることを説明した。
他にも様々な“大谷対策”を解説した齋藤だったが、「インハイしか弱点がない。中に入れるとあっという間にホームラン」「とにかく中から外へ、という攻め方をしないと絶対にアウトは取れないです!」と感嘆気味に断言。メインコメンテーターの槙野智章も「ピッチャーは大変ですね、これ!?」と驚いていた。
(ABEMAスポーツタイム)