平成国際大長距離競技会が30日、埼玉・三郷市のセナリオハウスフィールド三郷で行われ、男子3000メートルで中学日本記録(8分7秒29)を持つ稲垣翔馴(かいん、KERT、川崎市立西中原中3年)が男子1500メートルで二つ目の中学日本記録(3…
平成国際大長距離競技会が30日、埼玉・三郷市のセナリオハウスフィールド三郷で行われ、男子3000メートルで中学日本記録(8分7秒29)を持つ稲垣翔馴(かいん、KERT、川崎市立西中原中3年)が男子1500メートルで二つ目の中学日本記録(3分49秒02)の更新に挑戦した。競り合う相手が不在で、序盤から独走となる難しいレース展開となり、3分55秒98の1着でゴール。「1周目(400メートル60秒通過)でしんどくなってしまい、ダメでした」と残念そうに話した。中学生ラストレースは自身が満足できる結果ではなかったが、166センチの身長が大きく見える腰が高いフォームで疾走し、高い潜在能力を改めて見せつけた。
父でコーチの晃二さんは兵庫・西脇工高、日体大、山陽特殊製鋼で活躍。日体大時代は箱根駅伝で5区11位、4区11位の成績を残した。現在はランニングクラブのKERTを主宰している。「ペースメーカーを頼めば、もう少し記録は出たかもしれませんけど、中学生は記録にこだわる必要はありません。ペースメーカーに頼らずに自力でどこまで走れるかが大事。きょうは、こんなものでしょう」と冷静に話した。
稲垣は4月に親元を離れ、京都の名門・洛南高に進学する。「三浦龍司さん(スバル)や佐藤圭汰さん(駒大)のようにスピードを磨きたいので洛南を希望しました。洛南で選手に選ばれなければいけませんが、1年生から全国高校総体では5000メートルで日本人トップを目指したいです」と意欲的に話した。将来的な目標は五輪で活躍すること。「箱根駅伝も走ってみたいですが、箱根駅伝以外にも目標はたくさんあります。(高校卒業1年目で迎える)2028年のロス五輪には5000メートルで出場したいです」と大きな夢を明かした。15歳の稲垣翔馴の挑戦は、まだ始まったばかりだ。