◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 事前情報(27日)◇UMKCC (宮崎)◇6545yd(パー72)2024年の「大王海運レディスオープン」でアマチュアとして史上6人目の国内女子下部ツアー優勝を飾った都…

◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 事前情報(27日)◇UMKCC (宮崎)◇6545yd(パー72)
2024年の「大王海運レディスオープン」でアマチュアとして史上6人目の国内女子下部ツアー優勝を飾った都玲華は同年、悲願のプロテスト合格を果たした。挑戦は実に4回目。先月18日に21歳の誕生日を迎え、今週ようやくスタートを切れる。
昨年の最終予選会(QTファイナルステージ)は53位に終わり、プロデビュー戦は主催者推薦による出場となった。初日は同期の3人で同組に。吉田鈴は開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」から3戦目、青木香奈子は前週「Vポイント×SMBCレディス」から2戦目。都にも「自分も頑張らなきゃいけない。(今季は)新人賞を獲りたい」と力が自然と入る。
オフのタイ合宿を経て、前週のうちに宮崎県内で準備を進めてきた。かねて親交のある男子プロ・片山晋呉の練習に呼んでもらった。目下の課題は「ショートゲーム(のミス)でスコアメークできていなかった。パーでさらっと行きたいようなアプローチからすぐにボギーにしたり、3パットで流れを切ったり」と語るグリーン周りのプレー。永久シード選手から授かった様々なアドバイスを吸収し、中でもバンカーショットが劇的に改善したという。
「私は“ホームラン王”だったんです。右サイドに体重がかかり過ぎていて」。バンカーからグリーンをオーバーする残念なミスがつい最近、激減。「うまい人みたいになっちゃった、プロみたい!(笑)」。詳しいポイントについては、「晋呉さんはオンラインサロン(YouTube配信コンテンツ内の会員向け情報)で話されていたから、詳しく明かすと怒られそう…」と隠し通した。
レギュラーツアーには昨年9試合に出場し、6試合で予選を通過した実績もある。「期待に応えられるように。トップ10に入れたら最高。プロになって賞金やランキングが(生活に)現実的に関わってくる。前よりいっそう頑張ろうという気持ちもある。一打の重みをプロになって痛感しています」。満を持して一歩目を踏み出す。(宮崎市/桂川洋一)