東京の真ん中で人が宙を舞う。陸上の棒高跳びを観る、跳ぶ、楽しむを目的としたイベント「ストリートボウタカ」が29日、開催される。会場はJR池袋駅から徒歩4分の中池袋公園(東京都豊島区)。当日は、2020年日本選手権男子棒高跳び優勝の来間弘樹(…

東京の真ん中で人が宙を舞う。陸上の棒高跳びを観る、跳ぶ、楽しむを目的としたイベント「ストリートボウタカ」が29日、開催される。会場はJR池袋駅から徒歩4分の中池袋公園(東京都豊島区)。当日は、2020年日本選手権男子棒高跳び優勝の来間弘樹(ストライダーズ)らによるエキシビジョンマッチや、着地マットの上でのパン食い競走(定員150人)、棒高跳び体験会(同60人)が企画されている。

パン食い競走と体験会は参加費無料。共催のNPO法人ボウタカのホームページから申し込む。定員が埋まっていなければ当日の飛び入り参加も可能だ。悪天候の場合は中止となる。

発起人の川辺陽也(はるや)さんは今月、高校を卒業したばかりの18歳で、中学1年から棒高跳びに熱中してきた。「僕が育った池袋の街と、大好きな棒高跳びを掛け合わせたイベントをやりたい」と考え、昨夏には、スイスの街頭で開催されたストリート棒高跳びを現地視察して運営ノウハウや雰囲気作りを学んだ。今回の開催費用約200万円は企業からの協賛金やクラウドファンディング、NPO法人ボウタカの負担でまかなった。

川辺さんは「棒高跳びのアクロバティックなところなど、いろいろな面白さを多くの人に知ってもらいたい」と語り、これを機にイベントを継続、拡大していきたいとしている。