3月25日(現地時間24日、日付は以下同)。オーランド・マジックのホーム、キア・センターには1万9598人もの観客が詰めかけ…
3月25日(現地時間24日、日付は以下同)。オーランド・マジックのホーム、キア・センターには1万9598人もの観客が詰めかけた。2023年12月30日のニューヨーク・ニックス戦(1万9587人)を上回り、フランチャイズ史上最多の観客数を更新した。
この日マジックは、スーパースターデュオ(レブロン・ジェームズとルカ・ドンチッチ)を擁するロサンゼルス・レイカーズ相手に118-106で勝利。フランツ・ワグナーが32得点5リバウンド9アシスト、パオロ・バンケロが30得点7リバウンドと2枚看板が活躍したことに加え、アンソニー・ブラックが17得点5リバウンド6アシスト、ウェンデル・カーターJr.が12得点8リバウンドをマーク。
イースタン・カンファレンスにいるマジックにとって、ウェスタン・カンファレンスに所属し、超人気チームのレイカーズとレギュラーシーズンで対戦できるのは毎シーズン2試合(ホーム、アウェー各1試合)のみ。この勝利でマジックはイースト8位の34勝38敗とし、プレーイン・トーナメント出場圏内をキープしている。
もっとも、この日は試合前に球団の功労者を称えるイベントが開催された。2004年のドラフトでマジックから全体1位指名され、2004-05から2011-12までの8シーズン在籍したドワイト・ハワードが、マジックという球団の殿堂入りを飾った。
2021-22シーズンを最後にNBAでプレーしていない39歳のハワードは、現時点で正式にNBA引退は表明していない。ただ、今年のバスケットボール殿堂入り最終候補にも名を連ねていて、一つの節目としてこの日を迎えた男はこう話していた。
「ここは僕のホームです。これから先もずっと、ホームであり続けます。ここにいる皆さんはずっと僕のファミリーです。みんなのことはこれからもずっと大好きです。背番号12とオーランド・マジックの歴史の一員になってくれて本当にありがとう」
マジックで背番号12を着用した208センチ120キロのセンターは、レギュラーシーズン通算621試合で平均18.4得点13.0リバウンド1.5アシスト1.0スティール2.2ブロックにフィールドゴール成功率57.7パーセントをマーク。
リバウンド王に4度、ブロック王に2度輝いたほか、最優秀守備選手賞(DPOY)をNBA史上唯一の3シーズン連続で受賞し、オールスター、オールNBAチーム、オールディフェンシブチームの常連となってマジックの躍進に大きく貢献した。
プレーオフには5度出場し、通算57試合の出場で平均19.9得点14.4リバウンド1.4アシスト2.8ブロックにフィールドゴール成功率60.0パーセントを残しており、2009年には1995年以来初となるNBAファイナル進出の立役者となったのだから、ハワードのフランチャイズ史上13人目の殿堂入りは十分値するものと言っていいはずだ。
【動画】ハワードがマジック時代に見せたトッププレー集!