◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 最終日(23日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6668yd(パー72)◇晴れ(観衆5340人)米ツアーを主戦場とする吉田優利が後続に9打差をつける通算13アンダーの圧勝で2023…

18番サードショットを放つ吉田優利。アプローチで違いを見せた

◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 最終日(23日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6668yd(パー72)◇晴れ(観衆5340人)

米ツアーを主戦場とする吉田優利が後続に9打差をつける通算13アンダーの圧勝で2023年「ワールドレディスサロンパスカップ」以来、2年ぶりの国内4勝目を挙げた。

2日目には3度のチップインバーディを奪うなど「64」をマークし、2位に8打差をつけて単独首位に浮上。同じ米ツアーで戦う渋野日向子は「世界レベル。練習ラウンドのときも見ているんですけど、なんでこんな使い方ができるんだろうと思う」と吉田のアプローチ技術を絶賛する。

ショートゲーム巧者の吉田は、こだわりのウェッジをバッグに入れている。48度、52度はシーズン初戦となった2月の米ツアー「ファウンダーズカップ」と同じブリヂストン BRM2 ウェッジ。58度だけ、2018年発売モデルのブリヂストン「ツアーB XW-B」のバウンスを削ったプロトタイプを使っている。

「向こう(米国)ではボールが浮かないので、地面みたいな芝でも“ペタッ”てバウンスがくっついてくれるようにしました」と吉田。ブリヂストンの担当者によると、「リーディングエッジが浮いているより、地面についているのが良いということで、バウンス全体をもともとの8度からだいたい4度のイメージにしています」と微調整を重ねた。今週も研磨職人が会場に駆けつけて最終確認をしていたという。

昨年6月から愛用する「241CB アイアン」も続投で、こちらも抜けが良いのを気に入り、ソールのラウンドが強すぎないように削っている。スタート1番から142ydを8Iで1mにつけてバーディ発進と勢いをつけ、14番では151ydの第2打を8Iで5mに乗せてこの日4つ目のバーディを奪うなど圧勝に貢献した。

<最終日のクラブセッティング>

ドライバー:B1ST ドライバー(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(スピーダー エヌエックス グリーン)(重さ50g台、硬さS)

フェアウェイウッド:テーラーメイド SIM2 MAX フェアウェイウッド(3番15

シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(スピーダー エヌエックス グリーン)(重さ50g台、硬さS)

フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク MAX フェアウェイウッド(5番19度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(スピーダー エヌエックス グリーン)(重さ60g台、硬さS)

ユーティリティ:ブリヂストン ツアーB JGR HY(4番22度)
シャフト:USTマミヤ ATTAS EZ370 75(硬さS)

アイアン:ブリヂストン 241CB(5番~PW)
シャフト:FST KBS ツアー 90(硬さS)

ウェッジ:ブリヂストン BRM2 ウェッジ(48、52度)、ツアーB XW-Bプロトタイプ(58度)
シャフト:KBS ツアー 90(硬さS)

パター:オデッセイ GIRAFFE-BEAM DW

ボール:ブリヂストン TOUR(ツアー)B X ボール<2024年>