移籍2年目の若林がチームの危機を救うか(C)産経新聞社 開幕直前の巨人に激震が走った。 外野守備の要とされた丸佳浩は22日のロッテとのオープン戦の走塁時に負傷。その後、病院で「右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷」と診断されたことが報じられた。【…
移籍2年目の若林がチームの危機を救うか(C)産経新聞社
開幕直前の巨人に激震が走った。
外野守備の要とされた丸佳浩は22日のロッテとのオープン戦の走塁時に負傷。その後、病院で「右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷」と診断されたことが報じられた。
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チームにとっても痛手となる。昨季は138試合に出場、打率・278、14本塁打、45打点をマーク。主にリードオフマンとしてチームを引っ張った。
今季も開幕戦は「1番・中堅」が濃厚と見られており、守備面でも左翼のエリエ・ヘルナンデス、右翼のトレイ・キャベッジをたばねる司令塔としての役割を期待されていた。
そこで奮起が期待されているのは若手外野手たちの存在にもある。
オープン戦最終となった23日のロッテ戦(東京ドーム)に「1番・左翼」で先発出場したのは若林楽人。初回、先頭打者としてヒットを放つと5回の第3打席でも快音を響かせた。この日は3打数2安打のマルチ安打と、結果が求められる試合でしっかり存在感を示した。
昨年6月、松原聖弥とのトレードで西武から移籍してきた。俊足を生かした守備力、勝負強さで勢いを見せた。しかしシーズン終盤の9月初めに自然気胸と診断され、リタイア。戦線離脱を余儀なくされた経緯もある。
迎えた今シーズン、胸に期す思いは大きく、また元々身体能力の高さも認められており、チームのピンチにしっかり場所をつかむか、注目される。オープン戦は打率・400フィニッシュとなった。
また外野手争いにおいてはオープン戦好調を維持したオコエ瑠偉も存在感を示している。
オープン戦打率は・375。攻撃的な走塁姿勢も知られ、守備力の高さも認められていることから、開幕戦の中堅候補にも浮上している。
ほかにも外野布陣では左翼を主砲の岡本和真が守る可能性もあり、2軍では好調な萩尾匡也が調整を続けるなど、様々なケースが想定されている。
いずれにせよ、若手にとっては絶好のアピール機会ともなる。チームの危機を救う救世主は誰となるのか。開幕1軍、開幕スタメンの顔ぶれが注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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