<大相撲三月場所>◇千秋楽◇23日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】19歳“規格外”力士の「ド迫力」対決 新横綱・豊昇龍(立浪)の途中休場で“荒れる春場所”となった大阪場所は、24歳の大関・大の里(二所ノ関)が、“9度目の正直”で悲願を目指…

<大相撲三月場所>◇千秋楽◇23日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】19歳“規格外”力士の「ド迫力」対決

 新横綱・豊昇龍(立浪)の途中休場で“荒れる春場所”となった大阪場所は、24歳の大関・大の里(二所ノ関)が、“9度目の正直”で悲願を目指した前頭四枚目・高安(田子ノ浦)との決定戦に勝利。“逆転V”で3度目の賜杯を手にした。若い力の台頭が著しい昨今の相撲界において、同日に序ノ口で行われた“規格外”力士同士の取組に「ええ体しとる」「序ノ口とは思えない体つき」などファンの注目と期待が集まる一幕があった。

 序ノ口十四枚目・光武蔵(武蔵川)が序ノ口十二枚目・象竜(音羽山)を豪快に突き倒して5勝目を挙げた一番。

 元横綱・武蔵丸の甥っ子であるハワイ出身の光武蔵は身長182.7センチ、体重131.5キロと恵まれた体格の持ち主。一方の長野県出身の象竜も身長190.5センチ、体重138.3キロとまったく引けを取らない。いずれも19歳と若く、将来有望の力士である。

 4勝2敗同士の両者が行司を挟むように東西から土俵に上がると、明らかに行司より頭一つ以上の長身である。そんな両力士に「ええ体しとる」「序ノ口とは思えない」「脚長すぎ」などファンから驚きの声が上がる。

 立ち合いから下から激しい突き合いを展開した両者。その後、右を差して左腕を抱えた象竜が寄って出るも、体を捻るようにして右からの突き押しでこれを切った光武蔵が、一気に形勢を逆転。強烈な右からの突き押しで体勢を崩した象竜を、今度は左からの突き倒しで土俵上に転がした。敗れた象竜は悔しい3敗目となった。(ABEMA/大相撲チャンネル)