第32回マーチステークス・G3は3月30日、中山競馬場のダート1800メートルで行われる。 混戦ムードが漂うなか、一気の4連勝でオープン入りを果たしたロードクロンヌ(牡4歳、栗東・四位洋文厩舎、父リオンディーズ)を中心視したい。 2走前の…

 第32回マーチステークス・G3は3月30日、中山競馬場のダート1800メートルで行われる。

 混戦ムードが漂うなか、一気の4連勝でオープン入りを果たしたロードクロンヌ(牡4歳、栗東・四位洋文厩舎、父リオンディーズ)を中心視したい。

 2走前の花見小路特別は8馬身差、前走の上総Sは5馬身差の圧勝続きで、まだダートでは底を見せていないのは魅力。芝では結果が出なかったが、初砂だった4走前から連勝街道を突き進み、試金石の一戦でも期待が大きい。

 相手筆頭は、前走の総武Sで3年ぶりの白星を挙げたヴァンヤール(牡7歳、栗東・庄野靖志厩舎、父タートルボウル)だ。もともと重賞で好走していた実力の持ち主で、復調してきた今なら逆転も十分だ。

 24年のアンタレスSを制したミッキーヌチバナ(牡7歳、栗東・高橋亮厩舎、父ダノンレジェンド)は、しまいの脚は堅実。展開に左右される面はあるが、決め手を生かせれば怖い。

 前走のかきつばた記念で3着に好走したペイシャエス(牡6歳、美浦・小西一男厩舎、父エスポワールシチー)は、このメンバーなら力上位。昨年のこのレースで3着に走っており、舞台も合っている印象だ。