◆卓球 ▽ノジマTリーグ・プレーオフ 最終日(23日、東京・代々木第二体育館) 女子決勝が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位の日本ペイントマレッツ(日本ペイント)は、同2位の木下アビエル神奈川(神奈川)に1―3で敗れ、初優勝に届かなかっ…
◆卓球 ▽ノジマTリーグ・プレーオフ 最終日(23日、東京・代々木第二体育館)
女子決勝が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位の日本ペイントマレッツ(日本ペイント)は、同2位の木下アビエル神奈川(神奈川)に1―3で敗れ、初優勝に届かなかった。第1試合のダブルスと第4試合のシングルスに出場したシングルスで世界ランキング8位の大藤(おおどう)沙月は「2試合に起用してもらって絶対に勝たないといけない立場だった。ここで勝たないと、エースじゃないと思う。自分が成長しないといけないと感じました」と悔しさをにじませた。
横井咲桜と組んだダブルスでは2―0でストレート勝ち。チームにいい流れをつくった。
悔いが残るのは1勝2敗で迎えた第4試合。ジュニアの頃からのライバルで、同じ20歳の木原美悠との対戦だった。大藤は成長を見せる力強い両ハンドで押し、先に2ゲーム(G)を奪った。だが、第3Gから木原の得意なサーブ、サーブ3球目の攻撃が決まり出し、ゲームカウント2―2に追いつかれた。6―6で始まる最終Gは、6―7から相手にサーブで得点されて連続失点。最後まで流れを取り戻せずに力尽きた。
「2―0のところまでは自分のプレーができていたけど、そこから相手のいいところも出てきて、勝ちきれなかったのがすごく悔しいです。木原選手の勝負強いところは前から分かっていたけど、こういう大舞台で最後に相手の方が勝負強かったなと感じます」と勝者をたたえた。
28年ロサンゼルス五輪をともに目指す同世代の木原への思いも明かした。「お互い上に行きたい気持ちがあると思う。どの試合も競ることが多いけど、お互いを刺激し合って強くなれたらいいと思います」とうなずいた。
今季は海外の試合に積極参戦した。昨年9月のアジア選手権女子ダブルス、団体で金メダル。同10月のWTTチャンピオンズ・モンペリエでは平野美宇、伊藤美誠、張本美和を立て続けに破り、初優勝を飾った。「体調崩すことなく、1試合1試合、成長できたらいいなという気持ちで。結果1年間で成長させてもらえたと思います。来年はプレーオフ優勝というチームの目標に向けてまた頑張りたい」とリベンジへの思いを口にした。