◆格闘技「ONE 172 武尊vsロッタン」(23日、さいたまスーパーアリーナ) 格闘技イベント「ONE」は23日、さいたまスーパーアリーナ「ONE 172 武尊vsロッタン」で開催した。 メインイベントのフライ級(61・2キロ以下契約)キ…
◆格闘技「ONE 172 武尊vsロッタン」(23日、さいたまスーパーアリーナ)
格闘技イベント「ONE」は23日、さいたまスーパーアリーナ「ONE 172 武尊vsロッタン」で開催した。
メインイベントのフライ級(61・2キロ以下契約)キックボクシング「スーパーファイト」3分5回戦で元K―1三階級制覇王者の武尊がタイのロッタン・ジットムアンノンに1回1分20秒、KOで敗れた。
大会後、会見した武尊は「こんな大きい大会を日本でできたことは本当にありがたいこと」と感謝した。KO負けについては「自分が弱かっただけだと思っている。今の自分の体でできた限界。こういう形で終わって申し訳ないなと思っています」と言葉を絞り出した。
この一戦を前に「現役の最終章、集大成」と不退転の思いを表し「格闘家人生だけじゃなくて命を懸けて試合をしようかなと思っています。何があるか分からないんで明言はできないんですけど、僕はこの試合が最後のつもりですべてを出し切ろうと思っている」と不退転の決意を明かしていた。
会見で進退について問われ「追い込みから試合までの期間まったく次のことを考えずに追い込みやってきて、こういう結果になって悔しさはあるし:やりきったかって言われたらまだわからない。次のことは考えてない。冷静になってしっかり考えて正式に発表したいなと思っています」と明かしていた。
一方、「ONE」のチャトリCEOは、記者会見で記者から武尊とロッタンが再戦する可能性を聞かれ「もちろんです。ロッタンと武尊の試合は1回で終わらないと思っていた」とし「彼はバックステージでファイトしたいと言っていた。ONEでのチャンピオンを狙いたいと言っていた」と現役を続行する意志を伝えられたことを明かしていた。
◆3・23「ONE」さいたま全成績
▼メインイベント フライ級 キックボクシング スーパーファイト(3分5ラウンド)
○ロッタン(1回1分20秒、KO)武尊●
▼コーメインイベント フェザー級 キックボクシング 暫定世界王者決定戦(3分5ラウンド)
○野杁正明(3回1分55秒、TKO)タワンチャイ●
▼フライ級 総合格闘技 世界王座決定戦(5分5ラウンド)
○若松佑弥(1回3分39秒、TKO)アドリアーノ・モラエス●
▼ストロー級 キックボクシング 暫定世界王者決定戦(3分5ラウンド)
○ジョナサン・ディベラ(判定3―0)サムエー●
▼アトム級 キックボクシング 世界王者タイトルマッチ(3分5ラウンド)
○王者・ペッディージャー(判定3―0)挑戦者・KANA●
▼第8試合 バンタム級ムエタイ(3分3ラウンド)
○ナビル・アナン(判定3―0)スーパーレック●
▼第7試合 アトム級 ムエタイ(3分3ラウンド)
○吉成名高(3回2分40秒、KO)ラック●
▼第6試合 ライト級 総合格闘技(5分3ラウンド)
○青木真也(1回53秒、腕十字)エドゥアルド・フォラヤン●
▼第5試合 バンタム級 キックボクシング(3分3ラウンド)
○秋元皓貴(判定2―1)ジョン・リネカー●
▼第4試合 ライト級 総合格闘技(5分3ラウンド)
○エイドリアン・リー(1回1分03秒、アナコンダチョーク)磯嶋祥蔵●
▼第3試合 フライ級 ムエタイ(3分3ラウンド)
○吉成士門(判定3―0)ヨードレックペット●
▼第2試合 フライ級 キックボクシング(3分3ラウンド)
○陽勇(1回2分12秒、KO)ザカリア・ジャマリ●
▼第1試合 キャッチウェイト キックボクシング 132lbs(3分3ラウンド)
○龍聖(判定3―0)スリヤンレック●