<ONEチャンピオンシップ:172大会>◇23日◇さいたまスーパーアリーナ第9試合で女子アトム級キックボクシング世界王座戦(3分5R)が行われ、挑戦者KANA(32=Team Aftermath)は判定0-3で王者ペッディージャー・ルッカオ…

<ONEチャンピオンシップ:172大会>◇23日◇さいたまスーパーアリーナ

第9試合で女子アトム級キックボクシング世界王座戦(3分5R)が行われ、挑戦者KANA(32=Team Aftermath)は判定0-3で王者ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ)に敗れて、王座戴冠はならなかった。

試合前「自分が勝つ方法が一つだけあるんで。それにしっかり集中していきたいなと思ってます」と話していた元K-1王者のKANAは1Rから、ペッディージャーのパンチに合わせてバックブローを繰り出し、さらにボディーへのパンチも多用した。

KANAはONE移籍後の過去2戦と比べ、明らかにコンディションも良く、積極的にパンチ、キックを繰り出し、王者との打ち合いに応じた。だが至近距離でのパンチの応酬でやや王者の回転力が上回り、正確なパンチを被弾。そこが差となって結果的に判定負けを喫した。

一方、ペッディージャーは試合後のインタビューで次は女子アトム級ムエタイのベルトが目標だと語り、世界王者のアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)に向かって「強いのはわかってるけど、戦いましょう!」と呼びかけた。