◆卓球 ▽ノジマTリーグ・プレーオフ 最終日(23日、東京・代々木第二体育館) 女子決勝が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位の木下アビエル神奈川(神奈川)が同1位で初優勝を狙った日本ペイントマレッツ(日本ペイント)を、3―1で破り、2季…

◆卓球 ▽ノジマTリーグ・プレーオフ 最終日(23日、東京・代々木第二体育館)

 女子決勝が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位の木下アビエル神奈川(神奈川)が同1位で初優勝を狙った日本ペイントマレッツ(日本ペイント)を、3―1で破り、2季ぶりの王座奪回を果たした。女子日本代表を率いる中沢鋭監督の神奈川での最後の試合で有終の美を飾った。

 第1試合のダブルスは日本ペイントの世界ランキング1位の大藤沙月、横井桜組が木原美悠、長崎美柚組に2―0で快勝。第2試合は神奈川の張本美和が今季最多18勝のカットマン橋本帆乃香を3―1で退けた。

 1勝1敗で迎えた第3試合では、神奈川は事前の開示通り主将の平野美宇が今季RSで唯一、黒星を喫しているカットマンの佐藤瞳を3―0で退け、頂点に王手をかけた。第4試合は神奈川の木原と日本ペイントの大藤による20歳同士の対決。先に大藤が強い両ハンドで押し、2―0と連取した。だが、木原が驚異の粘りを見せて2―2の最終Gまで持ち込んだ。6―6から始まる最終Gは木原が6―7からサービスで得点すると、ラリーではバックハンドで強気にクロスに決めてマッチポイントを握り、勝ちきった。

 木原美悠「中沢監督は最後だったので、もう一回優勝できて、本当にうれしいです。大藤選手とは小さい頃から一緒に戦ってきたライバル。最近、大藤選手は強くなって、自分は向かっていく気持ちでやるしかないなと思っていた。0―2からも諦めない気持ちでやりました」