◆格闘技「ONE 172 武尊vsロッタン」(23日、さいたまスーパーアリーナ) 格闘技イベント「ONE」は23日、さいたまスーパーアリーナ「ONE 172 武尊vsロッタン」で開催した。 フライ級 総合格闘技 世界王座決定戦(5分5ラウン…
◆格闘技「ONE 172 武尊vsロッタン」(23日、さいたまスーパーアリーナ)
格闘技イベント「ONE」は23日、さいたまスーパーアリーナ「ONE 172 武尊vsロッタン」で開催した。
フライ級 総合格闘技 世界王座決定戦(5分5ラウンド)で若松佑弥がブラジルのアドリアーノ・モラエスを1回3分39秒、パンチの連打でレフェリーが試合を止めるTKOで勝利し王座を奪取した。
若松は、効果的な右ストレートでモラエスを後退させると、右アッパーからの連打で敵をうずくまらせ、パンチを連打したところでレフェリーが試合を止めた。モラエスには2022年3月に敗れており、3年越しのリベンジ達成に試合後は、リング上で「お母さんやったよ」とメッセージを送り「生んでいただいた両親に感謝して30年間、生きれたことに感謝して、最高の舞台、感謝しています」と言葉を震わせた。
さらに「伝えたいことは、自分は精神的にめちゃくちゃ弱くて、そんな自分でも夢は達成できるって示したかった」と明かし、チャトリCEOから5万ドル(約750万円)のボーナスを贈られた。
リング上に息子を上げた若松は、ボーナスに「ありがとうございます」と感謝しながら「大事なのは家族なんで。家族を守っていきます」と誓うと満員のアリーナから大きな拍手を集めていた。
若松は、1995年2月9日、鹿児島県薩摩川内市生まれの30歳。18歳で総合格闘家を目指し、上京し2015年にプロデビューした。パンクラスで活躍し、18年9月から主戦場を「ONE」に移している。
◆3・23さいたま成績(第11試合まで)
▼フライ級 総合格闘技 世界王座決定戦(5分5ラウンド)
○若松佑弥(1回3分39秒、TKO)アドリアーノ・モラエス●
▼ストロー級 キックボクシング 暫定世界王者決定戦(3分5ラウンド)
○ジョナサン・ディベラ(判定3―0)サムエー●
▼アトム級 キックボクシング 世界王者タイトルマッチ(3分5ラウンド)
○王者・ペッディージャー(判定3―0)挑戦者・KANA●
▼第8試合 バンタム級ムエタイ(3分3ラウンド)
○ナビル・アナン(判定3―0)スーパーレック●
▼第7試合 アトム級 ムエタイ(3分3ラウンド)
○吉成名高(3回2分40秒、KO)ラック●
▼第6試合 ライト級 総合格闘技(5分3ラウンド)
○青木真也(1回53秒、腕十字)エドゥアルド・フォラヤン●
▼第5試合 バンタム級 キックボクシング(3分3ラウンド)
○秋元皓貴(判定2―1)ジョン・リネカー●
▼第4試合 ライト級 総合格闘技(5分3ラウンド)
○エイドリアン・リー(1回1分03秒、アナコンダチョーク)磯嶋祥蔵●
▼第3試合 フライ級 ムエタイ(3分3ラウンド)
○吉成士門(判定3―0)ヨードレックペット●
▼第2試合 フライ級 キックボクシング(3分3ラウンド)
○陽勇(1回2分12秒、KO)ザカリア・ジャマリ●
▼第1試合 キャッチウェイト キックボクシング 132lbs(3分3ラウンド)
○龍聖(判定3―0)スリヤンレック●