選抜高校野球大会は22日、阪神甲子園球場で1回戦があり、聖光学院(福島)が延長十二回タイブレークの末、4―3で常葉大菊川(静岡)にサヨナラ勝ちした。 聖光学院・斎藤智也監督の試合後のコメントは次の通り。 聖光学院・斎藤智也監督 (常…

聖光学院の斎藤智也監督

 選抜高校野球大会は22日、阪神甲子園球場で1回戦があり、聖光学院(福島)が延長十二回タイブレークの末、4―3で常葉大菊川(静岡)にサヨナラ勝ちした。

 聖光学院・斎藤智也監督の試合後のコメントは次の通り。

 聖光学院・斎藤智也監督 (常葉大菊川の先発投手)大村昂輝君のチェンジアップがすごく良いということは分かっていたので、(手を出さないようボールを)選ばせましたが、それでも捕まえきれない、狙い切れなかったです。狙っていてもこんなに打てないのかなと、ベンチで首をかしげるほど悩ましいゲームでしたね。

 ロースコアの接戦ということを想定して、今日は裏(の攻撃)を取っていました。(延長十二回の)タイブレークまでは考えてなかったです。

 (勝負を分けたのは)結果的には、常葉さんは打つ野球で、うちはバントの野球だった。この違いだけですかね。

 絶対バントで送るということを徹底して踏襲したのが良かったと思います。常葉大菊川さんは左打者をそろえていたので、ある程度攻撃的な野球をするということも分かりました。

 (先攻でもタイブレークでの戦法は)変わらなかったでしょうね。バントでランナーを送って、2点を取るチャンスを作ると。うちが2点取っても、たぶん常葉大菊川さんは打ってきたと思いますけどね。

 それは野球のスタイルの違いなので、うちはバントにこだわる野球をやりました。打たせる野球に浮気しないで、忠実にうちの野球をやれて良かったなと、つくづくそう思いますね。

 (節目の甲子園通算30勝を迎えて)もう辞めてもいいかなって(笑い)。

 ただ、2年前の夏の甲子園で勝って以来、去年の夏も初戦敗退して、甲子園での白星が遠ざかっていたので、校歌は聞きたいし、勝たせたいと思ってやっていました。

 なので苦しい試合でしたけど、生徒らと一緒にこの試合を乗り切れたっていうのは大きいですね。30勝よりも今日の1勝の方が大きいです。