大谷の驚異的な一発を克明にした日本の中継映像が話題となった。(C)Getty Images 日本独自の中継映像に海外も熱視線が注がれている。 野球の本場アメリカでも話題沸騰となったのは、去る3月18日と19日に東京ドームで行われたドジャース…

大谷の驚異的な一発を克明にした日本の中継映像が話題となった。(C)Getty Images

 日本独自の中継映像に海外も熱視線が注がれている。

 野球の本場アメリカでも話題沸騰となったのは、去る3月18日と19日に東京ドームで行われたドジャースとカブスによるMLB開幕シリーズでの一コマだ。いずれの2戦は日本テレビが中継。いまやNPBファンにはお馴染みとなったリプレイを3Dデータ化した自由視点映像「ボリュメトリックビデオシステム」も導入された。

【動画】米ファンが驚愕! NPBではお馴染みの「自由視点映像」で見る大谷翔平の一発

 そもそも“自由視点映像”とは、被写体の周囲に配置したカメラ複数台で撮影した大量の画像を3次元データとして再構成。これによって上空や選手の後ろ姿など、自由な視点でリプレイできるというものだ。

 この画期的な映像システムは、国際映像でも配信され、アメリカの野球ファンもエキサイト。スポーツ専門局『FOX Sports』はXで第2戦の5回に飛び出した大谷翔平(ドジャース)の第1号ホームランの場面を切り取り、「ショウヘイ・オオタニの本塁打の、このリプレイ動画のアングルは凄すぎる」と脱帽した。

 大谷がバットでボールを捉えた瞬間を克明にしたハイライトは、スイング軌道や歩き出し方までもよくわかる。その“解像度”の高い映像を目の当たりにした米ファンも驚嘆。『FOX Sports』のXには「超かっこいい」「日本のテクノロジーはライバルたちより数年先をいっている。驚くべきカメラだ」「日本は世界最先端のスポーツ中継力を持っている」「アメリカでも導入するべきだ」「こんなことができる日本人はすごい」といった賛辞が相次いだ。

 日米の野球の違いが、意外なところから明らかになった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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