「つかまる設定が好き」菅楓華の最新14本「ZXi TR、ZXi5、RTZ」投入へ

◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント事前（20日）◇紫CC すみれC(千葉）◇6668yd（パー72）国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で優勝争いを演じ、ことしの活躍を期待させるプレーを見せたプロ…

◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント事前（20日）◇紫CC すみれC(千葉）◇6668yd（パー72）

国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で優勝争いを演じ、ことしの活躍を期待させるプレーを見せたプロ2年目の菅楓華。今シーズンを共に戦う彼女の14本をのぞいてみよう。

ドライバーはスリクソン「ZXi TR」。ZXiシリーズの他のヘッドも試したというが、「まず顔が良かったですね。私が一番気にするのはいつも顔なんです」と、ヘッド体積450ccで最もコンパクトな「TR」を選んだ。「ドライバーはちっちゃい系のディープなやつが好きなんです。フェース面も見えすぎるのはイヤ」とロフト9度のヘッドをチョイス。ネック調整機能で少しだけロフトを寝かせて球を上あげやすくしている。

「スピン量は2300回転ぐらい。ドローを打つのにちょうどいいです。平均飛距離は今の時期で平均230yd。でも、トレーニングして体重が増えてからは、ちょっと飛んでいる気がします。先々週も試合をやっていて、球が強くなって飛んでいる気がしました」と、開幕戦で新ドライバーに手ごたえを感じた。

フェアウェイウッドは前作から替えていない一方で、ユーティリティは最新の「ZXi」にスイッチした。「ユーティリティが、今回一番顔が変わりました。ヘッドが大きめになったので『コレ打てるのかな』と当初思いましたが、打ってみたら球が高くて止まりやすいのに驚きました」と、バッグインを即断した。

「グリーンが速くなるのを想定していた開幕戦でだいぶ活躍してくれました。UTでもけっこうバーディチャンスにつけられた。ヘッドの大きさは意外とすぐに慣れましたね」と目を細める。3Uでキャリー185yd、4Uで175yd、5Uで165ydと距離の階段はバッチリ。

アイアンは新しい「ZXi5」へ。「『7(ZXi7)』も試したんですけど、やっぱり私は前作と同じように『5』が合っているなって。顔がシャープ過ぎるのはダメで、アイアンはやさしめな顔が好きなんです」と、ドライバーと好みは違えどアイアンもまずは顔から入る様子。「実際に『5』もやさし過ぎるわけじゃなくて、操作性もあってシャープに使えところは好き。このVソールも抜けが良くて気に入っています」とソールをなでる。

よく見ると、どの番手にもバックフェースのヒール側に小さな鉛の姿が。「つかまりを良くしているんです。去年は右に抜ける球が時折あって、ことしは抜け球を出さないという目標を立てています」と菅。「ドライバーでもたまに抜けることがあるんですけど、ことしは球をちゃんとつかまえたいので、ドローのイメージがつくようにウエート調整をしました」。ドライバーもウエートの前方トウ側を2g、ヒール側を3gと若干つかまりを良くしたセッティングにしている。「開幕戦もつかまる調整にしたおかげでイメージが良かった。木がたくさんあって、ドローとか打たなきゃいけない状況があったのですが、そこですごくいいドローが打てました」