選抜高校野球大会は18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕し、昨秋の四国大会を制した明徳義塾(高知)は前回大会王者の健大高崎(群馬)に延長十回タイブレークの末に1―3で敗れた。 監督として史上最多の39回目の甲子園出場となった馬…

【健大高崎-明徳義塾】健大高崎に敗れ、グラウンドを後にする明徳義塾の馬淵史郎監督=阪神甲子園球場で2025年3月18日、渡部直樹撮影

 選抜高校野球大会は18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕し、昨秋の四国大会を制した明徳義塾(高知)は前回大会王者の健大高崎(群馬)に延長十回タイブレークの末に1―3で敗れた。

 監督として史上最多の39回目の甲子園出場となった馬淵史郎監督の試合後の主なコメントは次の通り。

明徳義塾・馬淵史郎監督

 (一回無死一、二塁からバント失敗で併殺、無得点に終わった)初回が重苦しい雰囲気になりましたよね。なんとか1点でも取れれば、向こうも固くなったのかなと思いますけどね。難しいボールだったので見逃していれば制球を乱したところで、ビッグチャンスになったかもしれない。でもしょうがない、流れやから。

 <先発の池崎投手は延長十回まで完投>

 前半は縦のカーブが決まらなくて、あれが決まっていたらもっと楽だったんじゃないですかね。でも、あの点数でしのいで、よく投げた方じゃないかなと思いますけどね。

 <相手先発の下重投手に打線が苦しんだ>

 100%下重(が先発する)とは、選手たちにも言っていた。対策もしてきて、低めのチェンジアップにうちの打者もしっかり見逃していた。ただ、あと一本が出なかったですね。

 うちは打線が打線なので、(勝つには)2―1か1―0しかないと選手にも言っていた。良い感じでペース的にもうちの方があった。ただ、ツキもなかったというか……。まあ、勝ち進んで行くには(犠打や走塁)ミスがあるチームは勝てませんよね。

 <突風による砂ぼこりや降雨の中での試合>

 条件は同じやからね。運、不運はあるかもわからんよ。(三回に左飛に倒れた)里山の時に突風が吹いてくれれりゃ(スタンドに)入ったかもわからんし(笑い)。それは勝負の難しいところですよね。

 <夏に向けては>

 まあ、打力も無いし、打力が無いんだったらバントをうまく使ったりとかね。全国大会で勝つとなったら打てるのがもう2人ぐらいいないと。細かいバントの練習もね。池崎もそんなに打たれている感覚が無いですから。夏に向けて課題は多いですね。