開幕前日は練習に参加せず、ベイツ打撃コーチ「オフ用の自主トレをしたと思う」 ドジャースの大谷翔平投手は18日、東京ドームで行われるカブス戦でメジャー8年目の開幕を迎える。開幕前日となった17日は、東京ドームで行われた公式練習に姿を見せず。ア…

開幕前日は練習に参加せず、ベイツ打撃コーチ「オフ用の自主トレをしたと思う」

 ドジャースの大谷翔平投手は18日、東京ドームで行われるカブス戦でメジャー8年目の開幕を迎える。開幕前日となった17日は、東京ドームで行われた公式練習に姿を見せず。アーロン・ベイツ打撃コーチは「今日の練習は自由参加。オフ日用の自主トレーニングをしたと思うよ」と、開幕戦への期待を語った。

 今季もパンチ力が期待されるシーズンとなりそうだ。昨季は34インチ(約86.4センチ)のバットを使用していたが、今季は34.5インチ(約87.6センチ)とメジャーでも異例の35インチ(約88.9センチ)のバットを併用している。ベイツ打撃コーチはバット併用の裏側を語った。

「どちらを使用するか見守ろう。打席に入るまで34.5インチと35インチのどっちを使うか分からないんだ。選択には彼なりの理由がある。素晴らしい選手だし、自分のやっていることを理解している」

「バットの使い方は個人によって違う。フリーマンはいつも同じバットを使うし、プホルスは頻繁にバットを変えていた。ショウヘイは賢い選手だから決断には理由がある。投手によって変える選手もいるよね」

 一般的にバットが長くなれば、操作が難しくなるが、遠心力でヘッドが走り、より鋭い打球と飛距離が期待できる。15日の巨人戦で戸郷から放った右越え2ランは、35インチのバットだった。ベイツ打撃コーチは「ここ数試合はグレートだ。最初の試合で変化球(カーブ)を本塁打にしたけど、いいスイングだった。去年ぐらい状態はとてもいいと思う。(手術した)左肩のことがあったけど、一生懸命にトレーニングしていた」と太鼓判を押した。

 カブスの開幕投手は今永昇太。大谷は昨季5打数無安打に封じられた。ベイツ打撃コーチは「イマナガはとてもいい投手。いい速球とスライダーを持っている。日本にとってはエキサイティングな対決になるだろうね。ショウヘイには、いつものショウヘイでいてほしいね。野球は難しいけど、強い打球を打ってほしい」と期待を込めた。

 これまで日本での開幕戦で本塁打を放った日本選手はいない。日本での開幕シリーズで日本選手が本塁打を放ったのは、2004年3月31日の第2戦で、ヤンキース・松井秀喜が放った1本のみだ。大谷自身もメジャーの開幕戦で本塁打を放ったことはないが、14日の来日記者会見で「打者にとってホームランは最高の結果だと思うので、その結果が出せれば素直にうれしい」と気合を入れていた。“二刀流バット”で東京開幕でド派手な開幕戦アーチを描けるか。(小谷真弥 / Masaya Kotani)