フライブルクの日本代表MF堂安律が16日、ドイツから羽田空港に帰国した。近年は代表合流前の帰国時に、欧州組が取材対応を行うのはまれ。そんな“異例”の取材対応で自らのW杯前の一戦への思いなどを明かす中、プロ野球の盛り上がりについても言及した…
フライブルクの日本代表MF堂安律が16日、ドイツから羽田空港に帰国した。近年は代表合流前の帰国時に、欧州組が取材対応を行うのはまれ。そんな“異例”の取材対応で自らのW杯前の一戦への思いなどを明かす中、プロ野球の盛り上がりについても言及した。
サッカーの日本代表が8大会連続のW杯出場をかけた2026年W杯アジア最終予選のバーレーン戦(20日・埼玉)を控える中、日本ではMLB開幕シリーズのカブス―ドジャース戦(18、19日)に向けて盛り上がりを見せている。ドジャース・大谷翔平らの話題が多く出る中、「もちろん野球のすごさは、僕がヨーロッパにいても日本での盛り上がりは伝わっていますし、それぐらいすごいことをしているのは事実。彼らがとんでもないことしてるのは分かっています。やっぱりアスリートは結果を出して反響があるもの」と尊敬した。
だからこそ、「W杯で優勝した時にしっかりと報道してくれるようにやるだけ」と前を向く。「メディアの前でW杯優勝宣言を掲げることが、自分自身を引き締めることになると思った」と今回のタイミングで取材対応を決意した経緯を説明した堂安。「国民の人だって見たことないものが好き。やっぱり大谷翔平選手は見たことないことをやってきた。サッカーでは、ビッククラブに行く選手は過去にもいたわけで、そういうのには皆さんも慣れている。見たことない景色を見せるにはW杯で最低限ベスト8以上で、W杯優勝目指す。それか、誰かがバロンドールを取るくらいのレベルまで行ききるかのどちらか。僕がチームとして代表で活動していく中で、目指すべきところはW杯優勝」とこれまでの日本代表の最高成績である16強を超え、その先にあるW杯優勝を狙うことを改めて強調した。見たことない景色を見せるため、まずはバーレーン戦で日本史上最速となる3試合を残してのW杯出場を決める。