フライブルクの日本代表MF堂安律が16日、ドイツから羽田空港に帰国した。直前のマインツ戦では同点弾をアシストするなど、好調ぶりをアピール。勝てば8大会連続のW杯出場が決まる2026年北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦(20日・埼玉)へ…
フライブルクの日本代表MF堂安律が16日、ドイツから羽田空港に帰国した。直前のマインツ戦では同点弾をアシストするなど、好調ぶりをアピール。勝てば8大会連続のW杯出場が決まる2026年北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦(20日・埼玉)へ向けて「一見順調に行っているように見えますけど、1試合1試合集中して戦ってきた結果が今。もう1度、改めて僕たちはW杯優勝を目指しているチームなんだっていうのを皆さんに見てもらえるように、しっかり1戦目から気を引き締めて試合に向かいたい。(個人としても)僕が先頭に立って気を引き締めて、しっかり地に足ついた試合が出来るようにやっていきたい」と意気込んだ。
近年は、日本代表合流する前の帰国時に選手が取材対応するのはあまりない。“異例”の対応ではあるが、そこには堂安なりの考えがあった。
「あと1勝で決まるんだろうとか、頭の片隅にどうしても出てきちゃうんですよ。それはやっぱり仕方ない。それを一気に遮断してしまうには、メディアの前でW杯優勝宣言を掲げることが、自分自身を引き締めることになると思った。もしこれで僕が初戦だらしない試合をしていたら皆さんは叩き放題だと思う。そういうのも含めて、自分たちがそういうプレッシャーをもう1回感じれるように。代表の選手たちはみんな賢いので、僕の意図もすぐ感じ取ってくれる選手たちばかりですし、彼らも同じような気持ちでいると思う。もう1回先頭に立ってやっていきたいなって思います」
前回のカタールW杯出場が決定したオーストラリア戦には堂安は選出されず。MF三笘薫の代表初得点と追加点で2―0で勝利した歓喜の瞬間をテレビの前で見守るも、「試合終わった瞬間、もう悔しくて(テレビを)消しちゃった」と当時の状況を明かした。「もちろん嬉しさはありましたけど、そういう込み上げてくる思いもあった」と振り返ると「今回自分がピッチでもし立てるのであれば、もう1回その悔しさを思い返しながら、ピッチで100%出したい」と力を込めた。