◆カーリング女子世界選手権(16日、韓国・議政府) 1次リーグが行われ、ママさんカーラーの吉村紗也香がスキップを務める世界ランキング5位の日本(フォルティウス)は、同17位の中国に9―10で敗れ、2敗目を喫した。 午前のイタリア戦は、第1エ…

◆カーリング女子世界選手権(16日、韓国・議政府)

 1次リーグが行われ、ママさんカーラーの吉村紗也香がスキップを務める世界ランキング5位の日本(フォルティウス)は、同17位の中国に9―10で敗れ、2敗目を喫した。

 午前のイタリア戦は、第1エンド(E)で吉村の好ショットが飛び出し、いきなり5点のビックエンドをつくるなど10―5で完勝したが、午後は一転、第2Eで1点スチールされると、第2Eでも4点と連続スチールされ劣勢になった。

 第4Eで3点を取るなど意地は見せたものの、第5、6Eで2点を取られ流れを取り戻せず、7―10で迎えた第10Eも2点をスチールしたとはいえ、あと一歩届かなかった。これで3戦を終えて1勝2敗と黒星が先行した。

 ミラノ・コルティナ五輪につながる大事な大会。今大会と24年の結果の合計ポイントの7か国が今大会で五輪出場枠を得るが、前回大会で日本は11位でポイントは3点。上位進出が求められるだけに、17日の米国戦で巻き返しを目指す。

 大会は、13か国が出場し、総当たりの予選リーグを行い、上位6か国が決勝トーナメントに進出。1、2位は準決勝へ直行し、3~6位はプレーオフへ。勝者がそれぞれ、1位、2位との準決勝に進む。

 五輪出場枠は開催国枠ですでに決まっているイタリアを除く9枠。今大会で、今年と24年の世界選手権の合計ポイントで7枠が決まり、残りの2枠は12月の五輪最終予選(カナダ)で決定する。

 日本の五輪代表は、9月の五輪代表候補決定戦(北海道・稚内)でフォルティウス、SC軽井沢ク、ロコ・ソラーレの三つ巴で争われ、勝利チームが代表になる。