知的障害のある人たちがスポーツを通じて社会参加や自立をめざす「スペシャルオリンピックス(SO)」。群馬県内で取り組む人たちが13日、前橋市の小川晶市長と面会し、活性化策を話した。 SOの冬季世界大会が8日にイタリア・トリノで始まり、15日…
知的障害のある人たちがスポーツを通じて社会参加や自立をめざす「スペシャルオリンピックス(SO)」。群馬県内で取り組む人たちが13日、前橋市の小川晶市長と面会し、活性化策を話した。
SOの冬季世界大会が8日にイタリア・トリノで始まり、15日まで開催中。夏季と冬季の世界大会が4年に1度ずつ開かれるのはオリンピックやパラリンピックと同様だが、SOには大会だけでなく、知的障害者にスポーツの機会を提供する日々の取り組みも含まれている。
面会したのは特定非営利活動法人「スペシャルオリンピックス日本・群馬」(事務局・高崎市)の丸山靖理事長ら5人。2004年に団体を設立し、14年に法人化した。ボウリングやテニス、水泳、陸上、スキー、スノーシューといったスポーツに取り組む。
この日、丸山理事長は「コロナ禍の影響もあり活動が縮小している。活性化のため支援をお願いしたい」と要望した。小川市長は「前橋市には様々な障害者団体があり、ボランティアもたくさんいる。つながりを持つ機会をつくりたい」と述べた。SO日本・群馬は、参加者やボランティアを募集している。問い合わせは事務局の電話・ファクス(027・333・1356)かメール(gunma@son.or.jp)へ。(八木正則)