<大相撲三月場所>◇二日目◇10日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】16歳の天才力士、100キロ差で衝撃的な寄り切り 元…

<大相撲三月場所>◇二日目◇10日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】16歳の天才力士、100キロ差で衝撃的な寄り切り

 元“天才相撲少年”の16歳小兵力士が、体重差100キロ対決を衝撃的な寄り切りで制した。真っ向勝負からの“キレキレ”の動きに客席は沸き、視聴者からも「この子すごい」「勝つんかい」など驚きと称賛の声が相次いだ。

 注目を集めたのは序二段二十二枚目・康誠(秀ノ山)だ。序ノ口デビューから早5場所目。入門当初は“戦後初の身長150センチ台力士の誕生か”とも言われた康誠だったが、場所を経るたびに体つきが逞しくなり、今場所は先場所から5センチ伸びた身長165センチ・体重67.9キロの体格に。技術とセンスを兼ね備えた取り口は毎回観客を沸かせており、今場所は自己最高位の序二段二十二枚目で臨む。

 三月場所の1番相撲の相手となったのは序二段二十二枚目・寺尾松(錣山)。寺尾松は身長176センチ・体重166.8キロの巨漢だ。康誠との身長差は11センチ、体重差は実に98.9キロにもおよぶ体格差対決となった。

 だが康誠は体重差をものともしない衝撃的な攻めを展開した。立ち合い鋭く当たってから右に動いた康誠は、素早い動きで相手を撹乱。相手の激しい突き押しに耐え、腕をたぐって回り込んでから土俵際で堂々と寄り切って勝利した。康誠のキレのある動きに観客も「おー!」と大きな歓声を上げ、拍手が沸き起こった。康誠は白星スタートとなる1勝目。敗れた寺尾松は1敗目を喫した。

 康誠の衝撃的な寄り切りに、ABEMAの視聴者も「この子すごい」「ファンになりそう」「勝つんかい」「小兵好き」「すごい拍手」と騒然。また、まだ16歳の康誠が花道を下がる初々しい姿に「背中が子ども」とほっこりするファンもいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)