ボンズ氏の見解が話題を呼んでいる(C)Getty Images 大打者の持論が反響を呼んでいる。 現地時間3月6日(日本…

 

ボンズ氏の見解が話題を呼んでいる(C)Getty Images

 

 大打者の持論が反響を呼んでいる。

 現地時間3月6日(日本時間7日)、現役時代にメジャー記録の通算762本塁打を放ち、最多7度のMVPに輝いたバリー・ボンズ氏は、元NBA選手のマット・バーンズ氏、スティーブン・ジャクソン氏が司会を務めるポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE with Matt Barnes & Stephen Jackson』に出演。その中で昔と現球界の違いを指摘した。

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 番組内では、今季2年ぶりの二刀流復帰が見込まれる大谷翔平(ドジャース)を高く評価しており、「投球、打撃ともに傑出している」と言及。さらに走塁力も考慮し、「完璧な選手だ。彼がとてつもないことを成し遂げてきたのは、疑いようもない」と話しているが、その上で、「私がプレーしていた時代とは、全く別のゲームだ」と私見を述べている。

 60歳のレジェンドは、自身の経験を振り返り、「もしオオタニが私の時代にプレーしていたら、1球も顔面付近を狙われずに2発目の本塁打を放つことはなかっただろう」とコメント。「誰からも膝を攻撃されずに2盗塁目を決めることもない」と強調しており、「打者としては、試合へのアプローチを変えなければならなかった」という。

 また、「打撃カテゴリーに留まってくれることを願う。なぜなら並外れた打撃能力の持ち主だからだ」と大谷を絶賛しているボンズ氏は、「投球が彼を疲れさせてしまうかもしれない」と身体面の負担を不安視。「リリーバーとしても、先発投手としても支配的になれる。ただブルペンから出れば、本当に圧倒的な力を示すだろう」と起用法を提案していた。

 発言が米メディアで一斉に報じられ、物議を醸しているボンズ氏。この話題を巡っては、今後もさまざまな論争が巻き起こりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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