◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 presented by マスターカード 初日(6日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(…

松山英樹はピンチをしのぎながら「73」で粘った

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 presented by マスターカード 初日(6日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

最終18番でピン左上5mについたセカンドが松山英樹にとって、この日“最大”のチャンスだった。それまで唯一のバーディだった16番(パー5)は2オン2パット。終盤にかけて安定した1Wでフェアウェイのセンターを捉え、苦しめられた風を慎重に読み、番手を持ち替えて作った好機を逃さずに繊細なタッチで沈めた。「最後に入ったんで良かったなと思います」と少しだけうなずいた。

手強いラフと格闘

強く、冷たい風が吹きつけた朝のスタートからしのぐシーンの連続だった。1番でセミラフからのセカンドが大きくグリーンをショート。アプローチで難なく切り抜けた直後、2番(パー3)も風に大きく持っていかれたアイアンショットがグリーン右手前に落ちた。ラフからの2打目だった3番も強風にあおられて右手前へ。いずれもショートゲームでパーを拾った。

湖に沿って反時計回りに打っていく名物6番(パー5)は大ピンチ。アゲンストの風に対して1Wを右の深いラフへ打ち込み、セカンドは120ydも飛ばせない。右手前のカラーから長いバーディトライが反対側のカラーまで達し、6m近い距離を残した。それでも、今季出場7試合目で初めて握ったクランクネックのピン型パターで流し込むパーセーブ。グリーン上は納得のストロークを出せた場面もあれば、打った瞬間に歩き出すミスもあった。いかに確率、精度を上げていけるか。「でも、それが難しい」と愚直に向き合う。

クランクネックのピン型パターは今季7試合目で初

1Wを左に曲げた9番で最初のボギー。ショートアイアンの2打目を池に落とした13番、3パットの14番(パー3)と2連続ボギーを喫した後半で一時3オーバーまで後退した。短い番手であろうと、ジャッジも難しいベイヒルの風に対して距離感と方向性を安定させるのは容易ではない部分。パーオン率50%(9/18)にとどまりながら、上がり3ホールの2バーディでまとめた1オーバー「73」の価値は、フィールド平均スコア「74.625」も証明している。

「良かったところもありましたし、ミスしているところもあるんですけど、悪くないところで終われた」。首位と6打差の19位スタートに及第点を付けた。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)