◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 初日(27日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6779yd(パ…

あすは焦らず上位を目指す

◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 初日(27日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6779yd(パー72)

後半8番(パー5)のバーディパットは、カップの手前で左に逸れたのを見て歩き出した。渋野日向子にとって、イメージが良いはずのフックライン。「決めたいバーディパットっていうのが、全面に出すぎて。“地面に埋まる”みたいな」。入れたい気持ちが先走ると、手に力が入ってうまく打ちきれない。ショットへの自信が戻り始めたからこそ、バーディを獲りたい気持ちは強くなる。

入れたいと“埋まる”?

3バーディ、2ボギー「71」で回り、1アンダー7位。4度目の出場で、トップ10発進は初めてだ。「先週の最終日とかよりは、全然マシかな」。前週「ホンダLPGAタイランド」で課題にあげたグリーンを狙うショットは、数字で見ても改善した。前週最終日に50%(9/18)だったパーオン率は、この日66.66%(12/18)。「あまりいい当たりじゃないショットが、まっすぐ飛ぶラッキーもあった」と風に助けられたショットもあったが、“チャンス”と思える位置についた回数は少なくなかった。

「6、7m以内は、もうチャンスと思っていいくらいの難しさ。そう考えると、(その距離に)乗っていた回数は比較的多かった」。だからこそ、決め切れなかったパットへの悔しさが余計につのる。

トップ10発進は大会自己ベスト

前半11、12番と2m弱を決め切り連続バーディを奪い、グリーンを外した15番(パー3)は微妙な距離を1パットで入れてグリーン上でリカバー。1アンダーで前半を終えたが、「最後のほうは、パッティングで若干打てていない所もあった」と後半は1バーディ、1ボギーのパープレーでフィニッシュ。「8番パー5も決めたかったし、決め切りたかったパーパットも、もっとあった」と、もう少し上で戦えた感覚はある。

ショットの感触は先週よりだいぶいい

ティショットも「もろにミスが出た」と振り返ったが、強風の中でフェアウェイキープ率は71.42%(10/14)と悪くない。「体の使い方が噛み合えば、もっとスイングスピードもボールスピードも上がると思うので、飛距離は出そう。何カ所か“いい当たりをしたな”と思うのが飛んでいたので、それが増えてくれたら」とポジティブな要素は多い。

「あしたも引き続き、焦らず。ドライバーがどこに行こうが、グリーンを外そうが、焦らず頑張りたい」。欲との戦いが、優勝争いへのカギになりそうだ。(シンガポール・セントーサ島/谷口愛純)