【宮崎】2024年のパリ五輪柔道81キロ級の金メダリスト、旭化成柔道部の永瀬貴規選手(31)が6日、延岡市立旭小で先生…

 【宮崎】2024年のパリ五輪柔道81キロ級の金メダリスト、旭化成柔道部の永瀬貴規選手(31)が6日、延岡市立旭小で先生たちに「一本負け」を食らった。大外刈り、一本背負い、ともえ投げ。男の先生にも、女の先生にも投げられ、背中からマットにバンバン落ち、見つめる子どもたちから歓声と拍手が上がった。永瀬選手も何だかうれしそうだ。

 合宿の合間を縫って、部のある地元・延岡の「ふるさと教育」へ協力した。パリの金メダルを首にかけて登場した永瀬選手は、子どもたちに「『金』は高い目標だったが諦めなかった。君たちも夢を持ち、自分の可能性を信じてほしい」と語りかけた。

 その後、柔道着に着替えて体育館へ行き、コーチと組んで技の実演。先生とも「対戦」し、大団円となった。6年の川野昇真さん(11)は「迫力あった」と興奮。永瀬選手は「子どもたちが自分の道を自分で切り開くお手伝いができれば」と振り返った。(星乃勇介)