第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、千葉黎明は春夏通じて初の甲子園出場が決まった。地…

センバツ出場が決まり喜ぶ千葉黎明の選手たち=千葉県八街市で2025年1月24日午後4時45分、新宮巳美撮影

 第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、千葉黎明は春夏通じて初の甲子園出場が決まった。地域に根ざし、創部100年を超える私立共学校に吉報が届いた。

監督は強豪社会人チームの元主将

 昨秋の千葉大会で初優勝。関東大会は西武台(埼玉2位)、山梨学院(山梨1位)に勝利して4強入りした。継投で勝ち上がり、投手陣の総合力が光った。右腕・田代敬祐投手(2年)は変化球が切れ、飯高聖也投手(1年)、米良康太投手(2年)の両左腕は右打者の内角を突く制球力がある。

 チームは2021年12月就任の中野大地監督(38)が率いる。現役時代は捕手で、千葉・拓大紅陵高では1年夏に甲子園でベンチ入りし、3年春は出場した。高校日本代表監督も務めた小枝守・元監督(19年に67歳で死去)の下で野球を学んだ。

 明治大を経て、社会人野球の日産自動車入り。日産の休部に伴ってJFE東日本に移り、主将として都市対抗野球大会などでプレーした。

 昨秋には21年以来、2回目の21世紀枠県推薦校に選ばれた。「(県内で)常に上位に進出する実力を発揮している。指導者と部員が野球を深く考え、主体的に取り組み成果を上げており、他のチームから目標とされる高校生らしい模範的チーム」と評価された。

 学校は、落花生の産地として知られる千葉県八街(やちまた)市にある。地域の中心産業である農業の近代化の担い手を育てるため、1923(大正12)年に八街農林学園として創立され、野球部も翌年創部された。その後、八街学園となり、95年から現校名になった。

 普通科と生産ビジネス科がある。ライフル射撃部、ゴルフ部、アーチェリー部なども強豪。【石川裕士】