世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」の競技3日目が、日本時間15日に行われた。雪に覆われた難しい路面コンディション下で、驚異的な速度を記録したフォードの若手ドライバーの走りに注目が集まっている。【映像】圧雪路で180k…

 世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」の競技3日目が、日本時間15日に行われた。雪に覆われた難しい路面コンディション下で、驚異的な速度を記録したフォードの若手ドライバーの走りに注目が集まっている。

【映像】圧雪路で180km/h到達の驚異的瞬間

 フォードの新鋭ジョシュ・マッカーリーンは、今季レギュラードライバーになったばかりの25歳。デイ3のSS10「サースジョリデン」は早めの出走となったが、朝から2番目のステージということで、まだ朝日がドライバーの視界をさえぎる眩しい位置にあった。

 その影響もあったのか、マッカーリーンは直角コーナーへオーバースピードで突入してしまい、一旦停車。切り返した後、再発進した。しかし、その後のロングストレートを駆け抜けていくマッカーリーンのマシンの速度表示計が表示されると、みるみるスピードが上がっていく。そして瞬間的に表示されたのが「182km/h」だった。

 圧雪路かアイスバーンかという高難度の路面で、アクシデントをまるで恐れていないかのようなマッカーリーンの強気の走りに対し、長年WRCを見てきた解説のピエール北川氏も思わず、「いやー若いっていいな。踏めるんだ」と漏らすと、視聴者からも「はえーw」「若いっていいなぁw」「お上品に走ってられねえぜ」などマッカーリーンを称賛するコメントが並んだ。

 開幕戦ではフォード勢トップの総合7位を獲得したマッカーリーン。今大会は、デイ3を終えた時点で総合8位につけている。最終日も上位陣をアッといわせる走りに期待したい。

(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)