東京ヴェルディのMF齋藤功佑が、2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕を間近に控えるなかで今季への意気込みを語った。 …

東京ヴェルディのMF齋藤功佑が、2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕を間近に控えるなかで今季への意気込みを語った。

クラブとして16年ぶりのJ1復帰となった2024シーズンは開幕前には有力な降格候補に挙げられながらも、1シーズンを通したチーム・個人の“成長”を武器に6位フィニッシュというサプライズを提供した東京V。

そのなかで齋藤はフィールドプレーヤーでは唯一となるリーグ全試合出場(先発29)を達成し、1ゴール5アシストの数字を残した。

今シーズンもキャプテンの森田晃樹とともに中盤の主軸を担う27歳は、新シーズンの開幕に向けて「キャンプも本当に順調にコンディションを上げましたし、すごく準備ができているので、ワクワクが大きい」と準備万端。

個人としては「本当に自信になりましたし強度の部分だったり、90分出られる試合が後半戦になるにつれて増えてきたので、今度はそこの部分と、そのなかでのクオリティの部分にフォーカスしながら1個ずつ、また成長していきたい」と、昨季同様の全試合出場とともに「アシストとゴールで10ゴールに絡む」のが目標だ。

チームとしては昨季主力を担ったレンタル組の完全移籍に加え、若く野心的な数名の新戦力を迎え入れ、伸びしろという部分での期待値は高い一方、J1での2年目という部分での難しさも指摘される。

齋藤は「去年のいいところを継続しながら、しっかりと成長にフォーカスしてやっていくことが今年も重要」今季も引き続きチームとしての積み上げを強調しつつも、昨季のJ1での成功に惑わされることなく、改めて原点に立ち返る必要性も説く。

「去年6位という結果が出たからこそ、チームとしても選手の中でも基準は高くなっていると思いますが、それをネガティブな部分で出したくないなというふうには考えています。それが余裕とかに変わってしまうと、僕たちは120%でプレーし続けてあの結果が出たということを忘れてはいけないですし、それが自分たちの強みということを理解して、まずはそこからしっかりと全員でやれるようにということがシーズン通して大事になると思います」

「そのなかで1人1人がもっともっと自分を成長させるというところに意識が向けば、モチベーションは変わらずに、去年より良い結果を出せると思うので、自分はそこを意識していきたいし、周りにも共鳴させていきたいなと考えています」

そういった意味では、2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝で相まみえ、1-1の劇的なドロー決着でJ1昇格を成し遂げた清水エスパルスとの今季開幕戦は初心に立ち返るとともに、昨季J1での研鑽を証明する上で格好の舞台となるはずだ。

齋藤は16日に国立競技場で行われる2025シーズンの明治安田J1リーグ第1節の清水戦に向け、「いい舞台で観客の方も増えると思いますし、シンプルに楽しみという気持ちが強い」と、国立決戦への思いを口に。

昨季のJ2王者に対しては、元日本代表MF乾貴士、元同僚でサガン鳥栖からの新加入となるMF中原輝らを中心に強力なアタッカー陣への対応が勝負のカギになると考えている。

「巧い選手が多いですし、嫌なポジションに立って、数的不利を作られる状態でビルドアップしてくるイメージなので、誰がついて誰が見るみたいなところの難しさはありますし、コミュニケーションはすごく大事になると思います。入りをしっかり甘い感じで入らないようにすることが大事かなと思います」

「(乾は)本当にいいポジションを取ってくると思うので、それをどれだけ見る、誰が見るかというところは、意識しなければいけないですし、乾選手は自由に動いてボールサイドに寄ると思うので、そのボールサイドに寄られて枚数が多い方で嵌めてしまうと、やっぱり剥がされてしまうと思うので、いない方で嵌めるというのは意識したい」

「本当に輝くんはいい選手で、ふらふらといいポジションを取りながら、パッと受けて、狭いところでターンしてシュートまで行けるみたいな本当に嫌な選手。知っているからこそ脅威ではありますけど、楽しみという気持ちも強いので負けられないです」

今季も攻守両面で東京Vのかじ取り役を担うコンダクターが、オリジナル10対決となった国立での開幕戦勝利への道筋を示す。