【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 0-0 浦和レッズ(日本時間2月15日/ノエビアスタジアム神戸)【映像】50m重戦車ドリブル→超絶スピンパスの一部始終 浦和レッズの新助っ人が異次元のパフォーマンスを披露した。ブラジル人MFのマテウス・…
【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 0-0 浦和レッズ(日本時間2月15日/ノエビアスタジアム神戸)
浦和レッズの新助っ人が異次元のパフォーマンスを披露した。ブラジル人MFのマテウス・サヴィオが自陣から相手2人を力強く振り切るロングドリブルと超絶アウトサイドパスを繰り出し、そのど迫力のプレーにはファンも驚愕していた。
浦和は明治安田J1リーグ開幕節で2連覇中の王者・ヴィッセル神戸と対戦。柏レイソルから今季加入したサヴィオは左ウイングでスタメン出場し、開始8分にいきなり驚異的なプレーを見せた。
左サイドの低い位置まで戻ってきたサヴィオは、自陣ボックス内からのクリアボールを拾ってドリブル開始。まずは、執拗なプレスを仕掛けてきたMF鍬先祐弥をスピードとパワーでぶっちぎってさらに加速する。続いて、MF扇原貴宏が横からアタックを仕掛けてきたところで、左手を巧みに使って押しのけ、凄まじい推進力でボールを前進させていった。
そして、50mほどドリブルしたところで急停止し、扇原との距離を作り出した。圧巻のプレーはここで終わらない。次の瞬間、前方に裏抜けするMF松本泰志へと向かってアウトサイドで正確なスルーパスを送り届けたのだ。フリーで受けた松本はダイレクトでシュートを放ったが、これは惜しくもニアポストに弾かれてしまった。
圧倒的な個人技で神戸守備陣を切り崩したシーンは、見る者を熱狂させた。解説を務めた橋本英郎氏は、「すごいですね。あれだけドリブルした後はパスがズレることが多いんですよね。まず1人目をしっかりと前に入り切って、その後も身体をうまく使って、一回(相手を)押して間のスペースを作った後、見た瞬間にアウトサイドでこのパス」と唸った。
ABEMAのコメント欄でも、「えぐ」「うおーーー」「つえええ」「うめぇぇ」「ばけもんや」「めちゃいいとこ出した」「ほんま怖い」「最後のアイデアすごかったな」「重戦車サヴィオ」「アウトスピンキック」と驚きと絶賛の声で溢れ返った。
そしてSNSでもファンが、「異次元やん」「無からチャンスメイクしてて笑った」「1人だけレベル違う…」「神すぎる」「すごい推進力」と次々に反応。その後もキレのある動きを見せたこともあり、一時は『X』のスポーツ部門で「サヴィオ」がトレンド1位になっていた。
昨季のサヴィオは残留争いを強いられた柏で気を吐いて、チェンスクリエイトがリーグ最多の155回を記録するなどしてベストイレブン入り。今季は補強の目玉として浦和に引き抜かれ、早くも開幕から存在感を示した。
サヴィオはその後も果敢にドリブル、シュート、パスを仕掛けたものの、最終的にはゴールに直結する仕事はできず(81分にはCKからアシストを記録も、VARでゴール取り消しに)。浦和は神戸とスコアレスドローで痛み分けとなった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)