【UEFAチャンピオンズリーグ】モナコ 0-1 ベンフィカ(日本時間2月13日/スタッド・ルイII)【映像】激しいブロックでボールがパンクした衝撃シーン 日本代表の南野拓実が所属するモナコの試合で珍しいシーンが見られた。プレー中にフィールド…

【UEFAチャンピオンズリーグ】モナコ 0-1 ベンフィカ(日本時間2月13日/スタッド・ルイII)

【映像】激しいブロックでボールがパンクした衝撃シーン

 日本代表の南野拓実が所属するモナコの試合で珍しいシーンが見られた。プレー中にフィールドプレーヤーがボールを手に取りアピールすると、主審はホイッスルを吹き試合を中断。直前のタックルでボールがパンクしていたことが発覚するハプニングがあった。

 問題のシーンが起きたのは79分。モナコはMFのムスラティが退場し、数的不利で1点ビハインドの苦しい戦いを強いられるなか、69分に南野が途中交代で投入された約10分後の出来事だった。モナコ陣内のペナルティエリア手前、ルーズボールにベンフィカのMFコクチュが走り込んでミドルシュートを狙うが、これを直前でモナコMFのザカリアがブロック。中継に「ドン!」という鈍い音がハッキリ拾われる激しい接触となり、ザカリアがボールを奪うと一気にカウンターを仕掛けるかに見えた場面だった。

 ところが、ザカリアはプレーをやめてボールを手に取ると、周囲の選手も手を上げて主審に何やらアピール。原大悟アナウンサーが「あ、パンクしました」と実況すると、すぐさま主審は笛を吹いて現場に向かい替わりのボールをリクエスト。程なくプレー再開となった。

 解説の野口幸司氏は「ザカリアのアプローチのスピードとインテンシティの高さで(ボールを)奪って、カウンターのシチュエーションを作りましたけど、こういうプレーをチーム全体が感じて我慢強くなれれば良いですよね」と、パンクするほど激しいブロックでガッツを見せたザカリアを称賛。モナコはその後、得点を奪えず敗れたが、1人少ない状況で何とかダメージを最小限に食いとどめた試合を象徴する一幕だった。

(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)