2月12日、Bリーグは理事会を実施し、5項目が決定したことを発表した。理事会後に開催されたメディアブリーフィングには島田慎二…

 2月12日、Bリーグは理事会を実施し、5項目が決定したことを発表した。理事会後に開催されたメディアブリーフィングには島田慎二チェアマンも出席し、自らそれぞれについて説明。メディアからの質問にも対応した。

 特に時間を割いたのが「『B.革新』競技強化における各レギュレーション決定」について。これには以下の5項目についても決定している。

①サラリーキャップ制度違反による制裁

②B.LEAGUE ONE/B.LEAGUE NEXT における新人選手の年俸とインセンティブ給の上限

③サラリーキャップへの計上順

④選手報酬等の支払い時期の制限

⑤B.革新以降のドクター配置

 B革新において目玉とされているのがドラフトの開催とサラリーキャップ制度の採用。Bプレミアではキャップ(最高値)8億円、フロア(最低値)5億円、Bワンはキャップ4億円、フロア1.5億円とされている。

 これらを守れなかったクラブについては、以下の制裁を与えることが発表された。

【サラリーキャップ超過】

①降格

・Bプレミアクラブは翌々シーズン終了後にBワンへ降格(Bプレミアライセンスは交付)

・Bワンクラブは翌シーズン終了後にBネクストへ降格(Bワンライセンスは交付)

②勝ち数の減

・翌シーズンの勝率の計算に際して、勝ち数15を減じる

③制裁金

・サラリーキャップ金額を超過した金額の5倍の制裁金を科す

【サラリーフロア未達】

①降格

・Bプレミアクラブは翌々シーズン終了後にBワンへ降格(Bプレミアライセンスは交付)

・Bワンクラブは翌シーズン終了後にBネクストへ降格(Bワンライセンスは交付)

※勝数の減、制裁金は実施なし

 サラリーキャップ制度について、それを破るとかなり厳しいペナルティが課されることになった。これについてNBAオールスター視察のためにリモートで出席した島田チェアマンは、「不正を防止するためにこのルールを作った。新たに始まるB革新において、しっかりと運営していきたいという気持ちの表れ」とコメントした。