第103回全国高校サッカー選手権大会で7大会ぶり2度目の全国制覇を果たした前橋育英の優勝パレードが11日、前橋市中心部…

 第103回全国高校サッカー選手権大会で7大会ぶり2度目の全国制覇を果たした前橋育英の優勝パレードが11日、前橋市中心部の商店街であった。市によると、市民ら約3万人がお祝いに詰めかけた。「おめでとう」と声を掛けられ、選手たちは笑顔で手を振り応えていた。

 決勝では7大会前と同じ相手の流通経大柏(千葉)を延長戦にもつれ込む激闘の末、PK戦で破り、全国48校の頂点に立った。

 パレード後のトークショーで主将を務めたMF石井陽(はる)選手(3年)は「初戦から苦しい試合が続いた中で自分たちのサッカーを見直したりして、応援の力が最後は優勝という結果につながった」と振り返った。パレードを終え、石井選手は「県民の方がお祝いの言葉を言ってくださってすごくうれしかった。喜び合えて幸せでした」と話した。

 山田耕介監督(65)は「1回戦からしびれる試合内容で、毎試合疲れて大変な思いをした。準々決勝あたりからチームがいい雰囲気になってきた。それだけ選手たちが選手権の中で急激に成長していったのを感じ取れる大会だった」と語った。

 この日は、前橋育英サッカー部に対し、県民栄誉賞特別賞と市民栄誉賞も贈られた。顕彰式で山本一太知事は「延長戦でも勝負がつかず、10人目まで続いたPK戦の末に優勝が決まった瞬間、試合を見守っていた多くの群馬県民が歓喜した。私も素晴らしい試合に立ち会うことができて、本当に知事として幸せでした」と喜びを語った。小川晶市長は「私たち前橋市民にとって大きな誇り。この栄冠は地域全体を元気付け、励まし、未来への希望を与えてくれた」とたたえた。

 トークショーには前橋育英サッカー部の卒業生でザスパ群馬社長代行兼GMに就任した細貝萌さん(38)も参加。「群馬県出身、群馬で育った高校生の世代で有望な選手にぜひザスパ群馬に来てほしい」などと語った。(中沢絢乃)