障害の有無に関わらず、誰でも体を一緒に動かして楽しめる「チャレスポ!TOKYO」が11日、東京都渋谷区の東京体育館で開…
障害の有無に関わらず、誰でも体を一緒に動かして楽しめる「チャレスポ!TOKYO」が11日、東京都渋谷区の東京体育館で開かれた。親子連れら約2700人が訪れ、カーリングや卓球など13のパラスポーツに親しんだ。
都と都障害者スポーツ協会が主催し、今年で13回目。来場者はオリンピック・パラリンピックに出場したアスリートから競技の説明をうけたり、クイズや体操を楽しんだりした。
介助者とともに車いすで訪れた豊島区の横川さおりさん(38)は、車いすフェンシングを体験。パリパラリンピックに出場した安直樹選手と対戦し、競技用とは異なる、軽くて軟らかい剣を力強く突いた。「難しくなかった。楽しかった」と笑顔で話した。
多くの子どもたちとも剣を交えた安選手は「パラスポーツのなかでもフェンシングはマイナー。少しずつでも知っていただけるのはうれしい」と語った。
会場では、光るグローブで見えにくさを補うボクシングの体験や、聞こえにくさを体感するITツールの展示もあり、パラスポーツの支援技術にも多くの関心が集まっていた。
また、パリパラリンピックの顕彰式もあり、自転車競技(ロード)金メダルの杉浦佳子選手ら11人のメダリストが壇上にあがると、会場からはあたたかい祝福の拍手が送られた。(権敬淑)