マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、レアル・マドリーとの大一番に向け、チームに「特別な何か」があることを再び示すように促した。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。 新フォーマット変更のチャンピオンズリー…
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、レアル・マドリーとの大一番に向け、チームに「特別な何か」があることを再び示すように促した。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。
新フォーマット変更のチャンピオンズリーグ(CL)でも優勝候補の一角に挙がっていたシティ。しかし、4連覇中のプレミアリーグで深刻な不振に陥った常勝チームは、CLリーグフェーズでも大苦戦。
なんとか敗退を回避したものの、22位フィニッシュとなったチームは、前大会王者ながらまさかの11位フィニッシュとなったマドリーとベスト16進出を懸けたノックアウトフェーズ・プレーオフに臨むことになった。
思わぬタイミングでエル・ブランコとの4シーズン連続の対戦を迎えることになったグアルディオラ監督は、11日にホームで行われる重要な初戦に向けて現在の心境を語った。
「正直に言うと、チームメイトと過ごす時間が余分にある場合に備えて、2ndレグをホームで行う方が常に良い」
「だが、リーグフェーズで良い成績を残せなかったため、2ndレグをアウェイで戦う。22位で終われば、何の恩恵も受けられない。フットボールでは、成績に値しなければならない。その意味で我々はそれ(恩恵)に値しないし、遠く及ばなかった。だからこそ、バイエルンかレアル・マドリーのどちらかとの対戦が決まったとき、それが我々にふさわしいと思った」
今回の厳しい相手との対戦は自業自得だと素直に受け入れた指揮官だが、それでも過去に多くの栄光を勝ち取ってきたチームが、この逆境においてその真価を発揮できると考えている。
「我々は今の厳しい状況にいる。それはよくわかっているが、チームには特別な何かがあり、明日それを証明できればと思う」
「素晴らしい10年間を我々に与えてくれたプレーヤーを信頼していることを否定するつもりはない。多くのことを勝ち取り、高い水準でプレーしてきた。我々が何ができるかを知っている」
「私がここにいた9年間、我々は苦しんだケースが何度もあったが、常に我々は立ち直ってきた。この大会に出場できればクラブにとって良いことだ。我々は出場できると感じたいが、今は明日のゲームプランを知っている」
今回の対戦に向け、マドリーの会見でカルロ・アンチェロッティ監督は「クラシコのようなもの」と、シティとの対戦がいまや特別なものになっていることを語っていたが、元バルセロナという自身の経歴に関係なく、グアルディオラ監督はシティの一員として、マドリーとの対戦を特別なものだと感じているという。
「(マドリーは特別な対戦相手か?)間違いなくそうだ。ここ数年は特にそうだと思う」
「4勝5分け3敗。だからこそ最近はそうかもしれないが、チャンピオンズリーグの歴史で言えば、我々とマドリー、ミラン、バイエルンとは比べものにならない」
「それでも、過去10年間、我々は活躍してきた。だがもちろん、ここ数年は彼らとたくさん対戦してきた」